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コマンダースのシーズン第17週ブラウンズ戦先発QBはウェンツ

2022年12月28日(水) 23:28

カーソン・ウェンツ【AP Photo/Jed Jacobsohn】

プレーオフ進出を目指してプッシュするワシントン・コマンダースの司令塔として、ヘッドコーチ(HC)のロン・リベラはカーソン・ウェンツを戻すことにした。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地28日(水)の朝、日曜日のクリーブランド・ブラウンズ戦でウェンツが先発を務めるとの情報を得たと伝え、チームもこれを認めている。

黒星を喫した土曜日のサンフランシスコ49ers戦で試合途中にクオーターバック(QB)タイラー・ハイニケをベンチに下げたリベラHCは、水曜日に先発を発表するつもりだと語っていた。

「決断を下す前に全員としっかり話がしたい」と27日(火)にHCは述べている。「全ての考え、アイデアとコンセプトをまとめておきたい。繰り返すが、最終的に決断はわれわれの前進にとってベストだと確信し、今のわれわれにベストな機会を与えてくれると思えるものに基づいて下すということだ」

プレーオフ進出の崖っぷちに立っているコマンダースはこれまでハイニケに先発QBを任せていたが、ここへ来てシーズン第6週に指を骨折し、故障者リザーブ(IR)となっていたウェンツを再び頼ることにした。

ウェンツの指揮の下、2勝4敗でシーズンをスタートしたコマンダースはハイニケが先発となってから5勝1敗1分という滑り出しでポストシーズンに向けた軌道を取り戻していた。

ウェンツのケガが治ってからもリベラはハイニケを代えなかったが、ニューヨーク・ジャイアンツと49ersに2連敗を喫したのを見てウェンツを戻すことにした。ハイニケは火花を起こしたが、チームとしては9試合で平均206.5ヤードというのはやや物足りない。

49ers戦序盤の第4クオーターでインターセプトされたハイニケをベンチに下げたことを考えると、リベラが先発をウェンツに戻したのも驚きではない。ウェンツを司令塔にシーズンを終えようという考えがなければ、HCがその決断をすることはなかっただろう。

ウェンツはここからワシントンを窮地から救い、再起の物語を記すチャンスだ。

7勝7敗1分のコマンダースはシアトル・シーホークス、デトロイト・ライオンズ、グリーンベイ・パッカーズに半ゲーム差のリードで最後のワイルドカードのポジションにしがみついている状態だ。残る2試合はブラウンズ戦とダラス・カウボーイズ戦。勝ち抜けばポストシーズン進出が決まる。

【M】