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テキサンズ戦で先発を休ませる考えのないジャガーズHCペダーソン、「全ての試合で勝つためにやっている」

2022年12月29日(木) 19:20


ジャクソンビル・ジャガーズのヘッドコーチ(HC)ダグ・ペダーソン【AP Photo/Seth Wenig】

プレーオフ争いに関する限り、ジャクソンビル・ジャガーズとテネシー・タイタンズはシーズン第17週に何かが大きく変わることはない。それぞれ、ヒューストン・テキサンズ、ダラス・カウボーイズと対戦することになっている。

では第18週は? 2チームはジャクソンビルでAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区のタイトルを賭けて激突する。間に見た目上のバイウイークを挟むことから、両者がどのようなアプローチを取るかという興味深い謎が生まれる。

ジャガーズのヘッドコーチ(HC)ダグ・ペダーソンはアクセルを緩める必要性を全く見いださない1人だ。

「意味のない試合など存在しない」とペダーソンは述べた。「絶対に、断じてそんなものはない。われわれは全ての試合で勝つためにプレーする。私が選手たちを休ませるのは、ケガをして出られないときだけだ」

勝者が全てを得る第18週の試合を前に先発をプレーさせる理由はたくさんある。1つには、ジャガーズが第11週のバイから4勝1敗と乗りに乗っていることだ。その間に彼らは5連敗中と低迷するタイタンズと戦績をイーブンまで持ち込んだ。先発を1週休ませた後でその勢いが続く保証はない。

また、2022年に挙げた2勝のうち1つをジャガーズ相手に得ているテキサンズが相手だという誇りに関わる面もあるだろう。

「彼らはAFC南地区のライバルであり、第5週にうちを倒しているからね」とペダーソンは述べた。「そのため、準備代わりに素晴らしい週にしなければならない。それは理解している。われわれにはやり残した仕事があるんだ」

つまり、日曜日には第14週から第16週まで爪先を痛めて故障者報告に載っているトレバー・ローレンスのようなスターの登場も期待できるということだ。彼は過去5試合で183回中123回のパスを成功させ、1,415ヤード、タッチダウン11回でインターセプト1回という成績を残している。

一方、ショートウイークで木曜日にカウボーイズと対戦するタイタンズのヘッドコーチ(HC)マイク・ブラベルは様子見のアプローチを決めている。

「今週は準備をして、最終的な判断を下す前に水曜日、そして木曜日も選手たちの状態を見る。誰が不調か、あるいは時間が必要かを見なければならないだろう」とブラベルは26日(月)に『The Tennessean(ザ・テネシアン)』に語った。「そこの見極めが必要だ」

タイタンズの今週の故障者報告には守備の要となるディフェンシブエンド(DE)ジェフェリー・シモンズとアウトサイドラインバッカー(OLB)バド・デュプリーを含め、DNP(練習不参加)にリストアップされている選手が大勢いる。ランニングバック(RB)デリック・ヘンリーも股関節を痛めており、オフェンスのエンジンとなる彼がいい状態でシーズンフィナーレに臨むことは極めて重要だ。

ライバル同士が今週どのような戦略を展開しようと、どちらも第18週の決戦には全力で挑むに違いない。勝てばタイタンズにとっては3年連続のAFC南地区タイトル、ジャガーズにとっては2017年以来のディビジョン制覇となる。

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