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シーズン第17週TNFはカウボーイズRBポラードがインアクティブ、タイタンズはQBドブスが先発へ

2022年12月30日(金) 09:25


ダラス・カウボーイズのトニー・ポラード【AP Photo/Bruce Kluckhohn】

2022年シーズン最後のサーズデーナイトフットボール(TNF)にはプレシーズンのような雰囲気が漂っているかもしれない。

ダラス・カウボーイズ(11勝4敗)とテネシー・タイタンズ(7勝8敗)は両チームともに、プレーオフが近づく中で負傷している選手を短いスパンで出場させるリスクを考慮し、普段より多くバックアップ選手をフィールドに立たせる判断をしている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロによると、カウボーイズではランニングバック(RB)トニー・ポラードがインアクティブとなるとのこと。また、8名の選手の欠場がすでに決まっているタイタンズでは、RBデリック・ヘンリー(股関節)も出場しない見込みとなっているほか、先発クオーターバック(QB)にはジョシュア・ドブスが指名されたとNFLネットワークのイアン・ラポポートが伝えている。

太ももを負傷しているポラードは1週間を通して練習に参加できなかった。今季、カウボーイズでの4シーズン目を過ごしているポラードは、キャリー186回で988ヤード、タッチダウンラン9回を記録した上で、キャッチ39回で371ヤード、タッチダウンレシーブ3回も獲得するなど、昔からカウボーイズの稼ぎ頭として活躍してきたRBエゼキエル・エリオットに取って代われるほど素晴らしい成果を挙げている。

次戦ではポラードの代わりに多くの仕事を担うと見られているRBマリク・デービスが、エリオットと共にバックフィールドで活躍するだろう。

日曜日の試合でフィラデルフィア・イーグルスをニューオーリンズ・セインツに勝たざるを得ない状況に追いやるためには、カウボーイズは木曜日の試合に勝たなければならない。カウボーイズが敗れた場合、13勝2敗のイーグルスはシーズン第17週にフィールドに立つまでもなくNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区のタイトルを手に入れることになる。

ポラードを休養させることは重要だが、カウボーイズは今回の試合に向けたタイタンズのアプローチを見て、より気楽に慎重な対応をとれるようになった部分もあるはずだ。

タイタンズが新人QBマリク・ウィリスではなくドブスに先発させる判断を下したのは、カウボーイズ戦の結果がプレーオフの順位に影響を与えることがないと分かっているからだろう。その代わり、タイタンズにはシーズン第18週にAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区のタイトルをかけたジャクソンビル・ジャガーズとの対戦が待ち受けている。

デトロイト・ライオンズの練習生だったドブスは12月21日にタイタンズに入団。シーズン第18週に控えている重要な試合の前に意味のない試合がシーズン第17週に組まれているという特殊な状況下で、ドブスは入団から8日後にキャリア初の先発出場を果たすことになっている。

2017年にNFL入りして以来、ドブスはわずか17回しか投げておらず、そのうち10回を成功させて45ヤード、インターセプト1回を記録してきた。

両チーム共に多くの選手が入れ替わることになっていることから、今季最後のサーズデーナイトフットボールはレギュラーシーズンにおける最後から2番目の週に行われる最初の試合として予測不可能な展開になることは間違いない。

【RA】