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ルーティン全体を精査する考えのブロンコスQBラッセル・ウィルソン

2023年01月02日(月) 17:44


デンバー・ブロンコスのラッセル・ウィルソン【AP Photo/Reed Hoffmann】

ラッセル・ウィルソンの2022年シーズンが終わり、今までのキャリアで最もフラストレーションのたまる1年も終わったら、ブロンコスのクオーターバック(QB)は全てを精査するつもりでいる。

準備の方法。開幕に向けたオフシーズンのルーティン。個々のゲームに備えるためのシーズン中のルーティン。何をするか。どうやってやるのか。それがどう見えるか。

先週のヘッドコーチ(HC)ナサニエル・ハケット解雇の報を受け、ウィルソンは記者団に「彼のためにもっといいプレーがしたかった」とコメントした。

彼の計画を知る人々によると、ウィルソンのゴールはできる限りの力を振り絞ってこうしたことが二度と起きないようにすることだという。

プロボウルに9度選出されているウィルソンにとって2022年シーズンは成績的に最も悪い1年だった。パス成功率、タッチダウン、パサーレートはいずれもワーストで、サックは過去最多。確かにひどいシーズンだ。

今シーズンに入る前は殿堂入りの軌道を順調に進んでいたはずのウィルソンは、以前の自分に戻りたがっている。

もっといい選手に。もっといいプロに。もっといいチームメイトに。

現状維持はあり得ない。

取り組みの変更について聞かれたウィルソンは、次のように話している。「いつだって日々改善の方法を見つけようとするものだ。できることを探し、全てにおいて努力する」

ブロンコスは2023年に新たなHCを迎えることになり、その選定作業はシーズン終了後に本格化する。ジェネラルマネジャー(GM)ジョージ・ペイトンは12月27日(火)に、ウィルソンは軌道修正できると“信じている”と発言しており、オーナー兼CEOのグレッグ・ペナーはウィルソンのトレードは“長期的視点に立って”判断したものだと述べている。

シーズンが終わり次第、それは始まる。質問もなされるだろう。

ウィルソンはバルクアップしてポケットからプレーするべきだったのか? あるいは根本に戻り、速さと身体能力に特化してポケット外からプレーする方が良かったのか?

当然、ケガもあった。ふくらはぎを痛め、ハムストリングを断裂し、広背筋を部分断裂、そして12月11日(日)には脳振とうを起こした。だが、ウィルソンが走り回って背後から捕まるというプレーもあった。それは年齢的なものなのか、それともトレーニングを調整することで2023年の再発を防げるものなのだろうか?

ウィルソンは自身の責任を公言した。このオフシーズンはそれをしっかりと態度で示すつもりだ。

【M】