ニュース

2023年以降もQBジョーンズ、RBバークリーをキープしたい考えのジャイアンツ

2023年01月02日(月) 19:52


ニューヨーク・ジャイアンツのダニエル・ジョーンズとセイクワン・バークリー【AP Photo/John Minchillo】

日曜日にインディアナポリス・コルツに勝利したことでニューヨーク・ジャイアンツは2016年以来となるプレーオフ出場を決めた。そこへと至る助けとなったオフェンスの2人のキープレーヤーをクラブはキープしたいと考えている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは、ジャイアンツがクオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズとランニングバック(RB)セイクワン・バークリーを2023年以降のチームの一部として引き留めたい考えだと伝えている。

「彼らは2人ともフリーエージェントだ。ジャイアンツは両者と契約を結ぶ考えを持っている」とラポポートは現地1日(日)に『NFL GameDay Morning(NFLゲームデー・モーニング)』で述べた。「もちろん、フランチャイズタグは利用可能だ。タグは1人にしか付けられないため、この場合は1人に複数年契約を提示し、1人にタグを付けることになるだろう」

適正な報酬が必要だとラポポートは付け加え、どちらも白地の小切手とはいかないが、そろってキャリアハイを記録した場所にジョーンズとバークリーを呼び戻せる希望はあると述べている。

ジョーンズはゲームマネジメントができるQBへと成熟し、4年目のシーズンで足も使える脅威となった。元1巡目指名のQBは3,205ヤードを投げてパス成功率は67.2%とキャリアベストを記録しており、13対5というタッチダウン/インターセプト比率、そしてキャリア最少のファンブルロスト3回というのは彼自身がミスをなくそうと努力した結果だ。ジョーンズはそれをケガで大量に減ったレシーブ陣でやり遂げている。708ラッシングヤード、ラッシングタッチダウン7回というキャリアハイも記録しており、これがチームの方向転換における重要な鍵となった。

バークリーの2022年の再興はニューヨークの人々にとってうれしい光景だった。ジャイアンツのプレーメーカーはランで1,312ヤード(タッチダウン10回)を挙げてNFLで4位にランクインしており、ラッシャーとしてこれまでのシーズンベストを更新した。2018年の攻撃部門年間最優秀新人賞に輝いたバークリーはケガに泣いたシーズンが複数年あるが、今シーズンは一度も欠場しておらず、それにより2度目のプロボウル選出を果たしている。バックフィールドから飛び出すバークリーの能力はジョーンズにとっても快適な状況を生み出したのは確かであり、この先さらに良くなる明るい状況が生まれている。

ジャイアンツのヘッドコーチ(HC)ブライアン・ダボールはニューヨークでの最初のシーズンでジョーンズとバークリーのポテンシャルを解き放ったようだ。そして関係者全員にとって理にかなうのであれば、クラブとしてはその成長の先を構築したいと考えている。

【M】