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【2016年第8週】レッドスキンズ対ベンガルズ、今季最後のロンドンゲームは引き分け

2016年10月31日(月) 03:15

シンシナティ・ベンガルズQBアンディー・ダルトン【AP Photo/Tim Ireland】

現地30日(日)、英国ロンドンにあるウィンブリー・スタジアムで今季最後のロンドンゲームとなるワシントン・レッドスキンズ対シンシナティ・ベンガルズが行われた。試合は延長戦にもつれ込んだものの、結果的に両チームとも得点することができず、27対27の同点でドローとなった。

試合開始からレッドスキンズはクオーターバック(QB)カーク・カズンズからタイトエンド(TE)ジョーダン・リードへの12ヤードパスなどで、テンポ良く敵陣に侵入すると、最後は新人ランニングバック(RB)ロブ・ケリーが4ヤードランのタッチダウンで先制。対するベンガルズも直後のドライブでワイドレシーバー(WR)アレックス・エリクソンの66ヤードパントリターンで一気にレッドスキンズ陣地まで前進し、RBジオバニ・バーナードの8ヤードランでタッチダウンを決めて振り出しに戻す。

第2クオーターは両チームとも守備陣が奮闘したこともあり、レッドスキンズがフィールドゴールを成功させて得点した以外に追加点はなし。最終的に10対7とレッドスキンズがリードして前半を終えた。

後半に入り、エンジンがかかったベンガルズQBアンディー・ダルトンは、お気に入りのターゲットであるエースWRのA.J.グリーンへのパスを中心にレッドスキンズ守備陣を攻め崩し、最近ケガから復帰したTEタイラー・アイファートへの15ヤードパスでスコア、逆転に成功するも、エキストラポイントは失敗している。しかし、これで勢いに乗ったベンガルズ攻撃陣は、再びダルトンからアイファートへの14ッヤードパスで敵陣に攻め込むと、最後はダルトンが自らエンドゾーンまで持ち込んで点差を広げた。レッドスキンズもカズンズからエースWRデショーン・ジャクソンへの38ヤードパスで簡単に敵陣へ進み、3プレー後にはリードへの23ヤードパスを通してタッチダウンしている。

第4クオーター開始直後には、カズンズからWRジェイミソン・クラウダーに33ヤードパスが通ってタッチダウンを決めたレッドスキンズが逆転に成功。ベンガルズも直後のドライブで相手のペナルティに助けられながら敵陣まで前進し、最後はRBジェレミー・ヒルが1ヤードタッチダウンランを決め、再びリードを奪う。試合時間1分11秒を残して敵陣22ヤードまで前進したレッドスキンズは、キッカー(K)ダスティン・ホプキンスが40ヤードキックを成功させ、試合は延長戦へ。

ロンドンゲーム初の延長戦はレッドスキンズが最初にボールを手にしたが、ベンガルズ守備陣は得点のチャンスを与えない。しかし、ベンガルズ攻撃陣も得点することができず、パントを迫られる。敵陣13ヤードまで攻め込んだレッドスキンズは、Kホプキンスにすべてを託すも、34ヤードキックに失敗。試合はそのまま両チームが得点することなく、引き分けで終了となった。

ベンガルズQBダルトンはパス42回中27回成功、284ヤード1タッチダウン、1インターセプトで試合を終えている。レッドスキンズのディフェンシブバック(DE)ジョシュ・ノーマンとの真っ向勝負に挑んだWRグリーンはレシーブ9回、121ヤードをマークした。

レッドスキンズQBカズンズはパス56回中38回成功、458ヤード、2タッチダウン、1インターセプトと大活躍。新人RBケリーもキャリー21回、87ヤードを走っている。キックが成功してさえいれば勝てていただけに、レッドスキンズにとっては悔しいドローとなった。