レイダースLBスミスがNFL復帰を申請
2016年10月28日(金) 23:32オークランド・レイダースのラインバッカー(LB)オルドン・スミスは今シーズン中にNFLでプレーすることを諦めていないようだ。
レイダースのジェネラルマネジャー(GM)レジー・マッケンジーは地元紙『The San Francisco Chronicle(ザ・サンフランシスコ・クロニクル)』のビック・テイファーに対してスミスがNFLに復帰を申請したと伝えた。
NFLの薬物乱用規定に違反して1年間の出場停止処分を言い渡されていたパスラッシャーのスミスは11月17日に治療プログラムを終える。今後、コミッショナーのロジャー・グッデルとの前向きな会合次第では今シーズン中に復帰する可能性もあり得る。
テイファーによると、GMマッケンジーは現地26日(水)夜、「オルドンはよくやっている。全てはリーグの判断に委ねられる。治療プログラムにも参加してきたし、リーグも彼を観察してきた。イエスかノーか、復帰がいつになるかはグッデル氏次第。彼は何に対してもノーと言う力は持っている。われわれがどうこうできる問題ではない」と語った。
また、マッケンジーは「リーグはいかなることも考慮に入れるだろう。オルドンがグッデル氏と直接会う機会もやってくるはずだ」ともコメント。
かつて前途有望とされたスミスのキャリアはフィールド外での素行問題によって大きく道を外してきた。飲酒運転によって3度も逮捕された27歳のスミスは、7月に治療施設に入所している。
サンフランシスコ・49ers所属時にはクオーターバック(QB)泣かせのLBとして活躍したスミスがデビューからの2年間で残した33.5サックという数字は、NFL史上で最も多い数字である。
守備陣に試合の流れを変えてくれるプレーヤーを必要とするレイダースは、もしリーグがスミスの復活を許すのであれば当然のこと、彼を起用するだろう。
いつどこで試合に出れなくなるのか分からない選手といった点で、スミスはクリーブランド・ブラウンズのワイドレシーバー(WR)ジョシュ・ゴードンと似ている部分もある。