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テキサンズがラビー・スミスを解任、2年連続で指揮官交代

2023年01月09日(月) 14:24


ヒューストン・テキサンズのヘッドコーチ(HC)ラビー・スミス【AP Photo/AJ Mast】

ヒューストン・テキサンズが現地8日(日)に行われたレギュラーシーズン最終戦を最後に、就任からわずか1年でヘッドコーチのラビー・スミスを解任したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが報じた。

スミスの解任により、テキサンズが1シーズンでヘッドコーチを解任したのは2021年シーズン終了後にデビッド・カリーが解任されたのに続き、2年連続となる。

その後、テキサンズの会長兼CEOのキャル・マクネアが日曜夜に「別の方向に進んでいる」ことを発表した。

マクネア会長は「過去2シーズンの貢献に関して、ヘッドコーチのスミスとご家族の皆さまに感謝している。彼のリーダーシップしかり、そのキャラクターにも感謝しており、今後のご活躍を願っている。結果が期待通りでなかったことは理解しているものの、われわれは長期的かつ持続的な成功をもたらすプログラムを構築することに全力を注いでいる。ファンや街は誇りを持てるチームを手にするに値する。このプロセスを通してニック・カセリオと協力し、わがフットボールチームにふさわしいリーダーを見つけ出せると確信している」と述べている。

テキサンズは2022年シーズンを前に、同様に1年で解任されたカリー元HCのあとを受けてスミスを指揮官に起用して若い再建中のチームの状況を好転させようとしたが、2021年シーズンを守備コーディネーター(DC)とアソシエイトヘッドコーチとして過ごしたスミスは前年のチーム戦績を改善できず、テキサンズはリーグの下から2番目となる3勝13敗1分でレギュラーシーズンを終えた。

それでも、テキサンズが2023年ドラフト全体1位指名権を失ったとはいえ、スミスは接戦となった最終戦のインディアナポリス・コルツとの試合を勝利に導き、勝者として1年を締めくくっている。

テキサンズは2023年ドラフトで1巡目指名権を複数持っており、来シーズンにはフレッシュなヘッドコーチを迎え入れるとともに、再び新たなスタートを切ることになる。

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