バイウイークを利用して肩を休ませることができる“幸運”なイーグルスQBハーツ
2023年01月12日(木) 11:44シーズン第18週に行われたニューヨーク・ジャイアンツ戦で復帰を果たしたフィラデルフィア・イーグルスのクオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツは、チームに勝利をもたらし、イーグルスが第1シードおよびNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)唯一のバイウイークを確保するのに貢献した。イーグルスはハーツが次の試合までに1週間、余分に休めることを喜んでいる。
現地10日(火)、ヘッドコーチ(HC)のニック・シリアニは「次回の対戦までに2週間あるのは幸運だ。先日よりも少しは健康になるはずだ」と述べた。
ハーツは肩の負傷で2試合を欠場。イーグルスはこの2試合で両方敗れ、第1シード獲得が危うくなってしまった。イーグルスは負傷しているクオーターバックと臨んだ試合で、最初の14試合よりも保守的なゲームプランを採用している。ハーツのランプレーは制限され、できる限り接触を避ける形が取られていた。
ハーツは先発選手を何名か休ませていたジャイアンツとの試合で、パス35回中20回を成功させて229ヤード、レッドゾーンでのインターセプト1回、キャリー9回で13ヤード――シーズン最低のキャリー平均1.44ヤード――を記録している。
「彼をさらなるケガに見舞われるリスクにさらすようなことはないと思っていたが、彼をひどく苦しめることになるのは分かっていたし、彼自身も自分を苦しめることになると分かっていた」と語ったシリアニHCは「彼はそういう選手であり、そういうチームメートなのだ。彼は痛みを乗り越えて戦った。彼にとっては試合に出ることが重要だったからだ。自分にとっても、チームメイトにとっても、試合に出ることがどれほど大事なのか、彼は分かっていたのだ」と続けた。
バイウイークがあることで、ハーツがディビジョナルラウンドに向けて今よりフレッシュな状態になり、イーグルスがMVP候補となっているハーツを最大限に活用できるようになることが期待されている。イーグルスはスーパーワイルドカード週末を勝ち抜いたチームのうち、最もシード順の低いチーム――タンパベイ・バッカニアーズあるいはダラス・カウボーイズ、ニューヨーク・ジャイアンツ、シアトル・シーホークスのいずれか――と対戦する予定だ。
【RA】