苦境にあるタンパベイ・バッカニアーズのオフェンシブライン（OL）が現地16日（月）に実施されるダラス・カウボーイズとのワイルドカード戦に向けて助力を得ている。

月曜夜、バッカニアーズはセンター（C）ライアン・ジェンセンが故障者リザーブ（IR）からアクティブ登録され、プレー可能になると発表した。ジェンセンはトレーニングキャンプの序盤に膝を負傷し、9月1日以来、IRに置かれていた。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートはジェンセンが先週にファーストチームの練習で多くのレップスを行っており、カウボーイズ戦の出場が見込まれていたと報じている。バッカニアーズは先月末にジェンセンの練習期間をスタートさせていた。

ベテランセンターがいない状態で苦しんできたバッカニアーズ攻撃陣にとって、ジェンセンの復活は大きな追い風となる。2022年シーズンのバッカニアーズはリーグ最低の試合平均76.9ラッシングヤードにとどまっていた。ジェンセンが出場すれば、グラウンドゲームに弱いカウボーイズ守備陣を相手にバッカニアーズのラッシングアタックはすぐに改善するはずだ。また、ジェンセンは傷ついたオフェンシブラインの後ろでボールを素早く手放すことを強いられていたクオーターバック（QB）トム・ブレイディに安定性をもたらすだろう。

バッカニアーズのOラインにはまだ不安要素がある。カウボーイズ戦に向けてガード（G）ニック・レベレット（膝、肩）はダウトフル、Cロバート・ヘインシー（ハムストリング）はクエッショナブルとなっている。しかし、ジェンセンがポストシーズンに戻ってきたことは、2022年シーズンを通じて苦戦してきたバッカニアーズ攻撃陣にとって大きな一歩だ。

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