カーディナルスが元タイタンズ幹部のモンティ・オッセンフォートをGMとして採用
2023年01月17日(火) 09:49アリゾナ・カーディナルスが次の人事部長を決定した。
カーディナルスがテネシー・タイタンズで幹部を務めていたモンティ・オッセンフォートをジェネラルマネジャー(GM)として採用したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが現地16日(月)に情報筋の話をもとに報じている。その後、チームは今回の採用を正式に発表した。
カーディナルスのオーナーであるマイケル・ビッドウィルは声明で次のように述べている。「われわれにとって、ジェネラルマネジャーとしてチームを統率するのに適した人物を見つけることは非常に重要であり、モンティ・オッセンフォートにその要素があることは間違いないと思っている。彼は優れたGMのあらゆる特性――情熱、リーダーシップ、知性、職業倫理――を備えており、その豊富な経験からこの役割に適しているのは明らかだ。モンティとそのご家族がカーディナルスに加わってくれることに、これ以上ないほど感激している」
ここ数年、ジェネラルマネジャー候補として人気を集めていたオッセンフォートは、いくつかのチームとの面談に臨んできたが、最終的にはテネシーに残っていた。今年もGMの採用活動が始まった中で注目の候補者となっていたオッセンフォートは、タイタンズや他のチームとの面談に参加。そして、例年とは異なり、タイタンズがジェネラルマネジャーを務めていたジョン・ロビンソンを解雇してから1カ月ほど経った今、テネシーを去ることになっている。
ミネソタ・バイキングスでトレーニングキャンプのインターンとしてNFLでのキャリアをスタートさせた後、プロ人事インターンとしてヒューストン・テキサンズに参加したオッセンフォートは、1年間ニューイングランド・ペイトリオッツでの経験を経てからテキサンズに戻り、カレッジスカウトを担当することになった。2006年からは再びペイトリオッツに所属し、最終的にカレッジスカウティング責任者にまでのぼりつめている。そして、2020年から選手人事部門責任者としてタイタンズに加入し、2022年シーズンまでその任に就いていた。
クリフ・キングスベリーHC(ヘッドコーチ)を解雇し、スティーブ・カイムGMの辞任を受け入れて新しい指針を必要としているカーディナルスにオッセンフォートは加わる。カーディナルスはここ数シーズン、ベテランのディフェンシブエンド(DE)J.J.ワットやワイドレシーバー(WR)A.J.グリーン、WRディアンドレ・ホプキンスなどを迎え入れて自らを有力チームと位置付けてきたが、どの試みも期待通りにはならなかった。
オッセンフォートはキングスベリーの後任の面接と採用を担当することになる。クオーターバック(QB)カイラー・マレーが契約下にあり、競争力のあるチームとしての骨組みは健在となっている中で、オッセンフォートはキングスベリーとカイムが在任期間に協力してできなかったことの実現を任されている。
【RA】