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ジム・ハーボーはミシガン大学HCを継続

2023年01月17日(火) 10:38


ジム・ハーボー【AP Photo/Al Goldis】

2週間前、ジム・ハーボーは自分がミシガン大学のヘッドコーチにとどまるだろうと話していた。いくつかのNFLフランチャイズがハーボーを引き込むことに関心を示したものの、結局は本人の言葉通りになっている。

ミシガン大学のサンタ・オノ学長は、ハーボーから連絡があって「彼がミシガン・ウルバリンズのヘッドコーチにとどまるという素晴らしいニュースを伝えてくれた」と『Twitter(ツイッター)』で明かしている。

オノ学長はミシガン大学の体育局長のウォード・マニュエルにこの件を知らせた。マニュエル体育局長の仕事は、今回の動きによって少し楽になっただろう。

ハーボーは大学のツイッターアカウントを通じ、こうコメントした。

「私はコーチたちやスタッフ、家族、運営陣、サンタ・オノ学長、そして特に選手と彼らの家族と共に、ミシガンで築いてきた関係性を愛している。私の心はミシガン大学にある。ある賢人が“今の幸せを超えて幸せになろうとするな”と言ったものだ。ゴー・ブルー!」

その決断によって、NFLのコーチングプールから1人のビッグネームが消えた。

59歳のハーボーはヘッドコーチに空きがあるデンバー・ブロンコスの主要な候補者の一人だと見られていた。カロライナ・パンサーズも、現在の空位についてハーボーと直接面談している。また、1990年代にハーボーがクオーターバック(QB)としてプレーしたインディアナポリス・コルツの話も出ていた。

ハーボーは2015年からミシガン大学で仕事を始め、74勝25敗を記録。昨シーズンはウルバリンズをカレッジフットボールプレーオフに導いた。2021年1月に4年の大型延長契約を締結。これによって、2025年シーズン末まで契約下に置かれる形になった。それでも昨オフシーズンにはミネソタ・バイキングスのヘッドコーチ職の話が持ち上がっている。しかし、ハーボーは大学に戻り、バイキングスはケビン・オコンネルを起用した。

だが、今はハーボーが今後NFLのコーチに戻ってくるかに疑問が持たれている。

ハーボーは2011年から2014年にサンフランシスコ・49ersのヘッドコーチを務めており、チームをNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームに3度導き、第47回スーパーボウルでは兄ジョンがコーチするボルティモア・レイブンズに敗れた。44勝19敗1分という戦績により、勝率は.659を数えており、これを超える現役コーチは1人だけ(グリーンべイ・パッカーズのマット・ラフルアー/.712)。歴代で見れば、プロフットボールの殿堂入りを果たしたコーチ4名(ガイ・チェンバリン、ジョン・マッデン、ビンス・ロンバルディ、ジョージ・アレン)に次ぐ数字だ

将来的には、ハーボーは前向きにオファーを検討するかもしれない。そして、毎年1月には1つか2つのNFLチームから関心をもたれるだろう。だが、今の段階では2年連続でNFLでの話が持ち上がった上でミシガン大学――最初はプレーし、今はコーチしている場所――に戻っている。

少なくともあと1年は、ハーボーをNFLの空席と結びつけるのはお休みだ。

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