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イーグルスとの再戦に臨むジャイアンツ、レギュラーシーズン2敗の影響はないとダボールHC

2023年01月17日(火) 11:38


ニューヨーク・ジャイアンツのヘッドコーチ(HC)ブライアン・ダボール【AP Photo/Abbie Parr】

現地15日(日)にワイルドカードラウンドでミネソタ・バイキングスを相手に衝撃的な勝利を収めたニューヨーク・ジャイアンツは、12月11日以来3度目となる、地区ライバルのフィラデルフィア・イーグルスとの対戦に向けて準備を進めている。

ヘッドコーチ(HC)ブライアン・ダボール率いるジャイアンツはシーズン第14週に48対22でイーグルスに惨敗した。一方、シーズン第18週の対決では結果として敗れたとは言え、ジャイアンツは多くの先発選手を温存しながらも、22対16と僅差に迫っている。

ダボールHCは月曜日、この2試合の敗北が土曜夜に実施されるディビジョナルラウンドの対戦に何らかの影響を及ぼすとの見方を否定し、次のようにコメントした。

「(影響は)ない。今週、どのように自分たちのすべきことをするかだ。つまり、どのように準備してどのように練習し、日曜日に、今回の場合は土曜日に、どうプレーするかということだ。すべての試合が新しい試合だ。もちろん、彼らとは2回対戦している。ある週とその次の週はまったく関係ないし、ある試合はその次の試合とまったく関係ない。そこから何かを得て、学び、成長を試みるということを除けばね。だが、土曜日にどう実行するか、そして1週間を通してどう準備するかが大事なのだ。私たちは常にそのプロセスをたどっていて、今週もそうなるだろう」

日曜日に行われた試合ではクオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズが大活躍し、ジャイアンツはシーズン第16週に敗れた相手であるバイキングスにリベンジを果たした。

試合後、速やかにイーグルス戦に目を向けたダボールHCはこう話している。

「今はショートウイークの最中だ。やらなければならないことが山積みになっている。先月、彼らと2回対戦したばかりだということは分かっている。これからまたプレーすることになる。お互いに慣れている部分があるが、やはり、そこには通過しなければならないプロセスが常にある。しかも、それに費やせる日数は1日少ない。だから、やらなければならないことが多くあるのだ」

シーズン第14週に、イーグルスは253ランヤード、タッチダウンラン4回を記録してジャイアンツを圧倒した。一方のジャイアンツは、ランニングバック(RB)セイクワン・バークリーの調子が上がらず、大敗が確定している中でジョーンズは第4クオーターに交代した。一方で、シーズン第18週は主力選手が欠場していたにもかかわらず、第1シードを獲得しようとしていたイーグルスを相手に控えの選手が奮闘。シーズン最終戦で復帰を果たしたイーグルスのQBジェイレン・ハーツは明らかに万全な状態ではなかったが、バックアップの選手たちを出場させた試合で接戦まで持ち込んだジャイアンツは、前向きな雰囲気でプレーオフでの再戦に臨めるはずだ。

ダボールHCは「これは地区対決だ。どの地区対決も重要だと私は思っている」と強調している。「もちろん、今年は彼らとの対戦で0勝2敗となっている。だから、今週はリーグ最強、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)最強のチームとの対戦に備えるための良い仕事をしなければならない。地区対決に臨むときはいつでも、とても良い競争状態になる。当然、お互い近い関係であるだけに、今回の試合はかなり大きなものになる。彼らは素晴らしいファンベースを持ち、素晴らしいチームを擁している。私たちにとって大きな挑戦となることは間違いない」

ジャイアンツはイーライ・マニングとマイケル・ビックがそれぞれクオーターバックを務めた2013年シーズン第8週の試合に15対7で勝利して以来、イーグルスには一度も勝っていない。

【RA】