QBタゴヴァイロアを引き続き支持するドルフィンズGMグリア
2023年01月17日(火) 12:26マイアミ・ドルフィンズの2022年シーズンはスーパーワイルドカード週末だった現地15日(日)に、第2シードのバッファロー・ビルズに敗れたことで終了した。
マイク・マクダニエルのドルフィンズヘッドコーチ(HC)としての初シーズンは、全体的には6年間プレーオフから遠ざかっていたチームに成功をもたらしたと言える。マクダニエルHCの加入によってもたらされたものの中でも目立っていたのは、マクダニエルHCの活発な攻撃システムへのシームレスな移行や、3年目のクオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアのブレイクだった。
ドルフィンズ首脳陣は現地16日(月)に、2023年以降もタゴヴァイロアと共に進んでいきたいとの意向を示している。
ドルフィンズのジェネラルマネジャーであるクリス・グリアは「トゥアについては、彼がわれわれの先発クオーターバックだと思っている。つまり、どうやればこれ以上はっきり言うことができるか分からないくらいだ。今季を通じてわれわれはその道を進んできたし、それが彼のやってきたこと。マイクとトゥア、(ダレル)ベベル(パスゲームコーディネーター兼QBコーチ)、チャンドラー(ヘンリー/アシスタントQBコーチ)、他のコーチングスタッフがやってきたことだ」と話した。
ドルフィンズは今後数カ月でこのチームとのタゴヴァイロアの直近の未来について決断するだろう。2023年のオフシーズンに入るにあたり、ドルフィンズはタゴヴァイロアの新人契約の5年目オプションを有効にするかを決める必要がある。グリアGMによれば、タゴヴァイロアについて検討されるのは5年目オプションだけではなく、長期的な契約も含まれてくるという。
「われわれにとっては、すべてが選択肢になる」とグリアGMは話した。
タゴヴァイロアのキャリアベストになるシーズンは13試合で3,548パスヤード、タッチダウン25回、インターセプト8回を記録する形で終わった。元全体5位指名選手はマクダニエルHCのシステムの中でマイアミのダイナミックなレシーバー陣のポテンシャルを解き放ち、『NFL Research(NFLリサーチ)』によればワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルとジェイレン・ワドルはチームメイト同士のコンビとして歴代3位になるレシービングヤード(3,066ヤード)をマークしたという。ドルフィンズ攻撃陣は2022年シーズンに試合平均265.4パスヤードをマークするリーグ4位のパスオフェンスを展開した。
2022年に2カ月ほどの期間で2回脳しんとうを抱えたタゴヴァイロアは、日曜日に敗れたワイルドカードの試合を含め、5試合を逃している。
タゴヴァイロアは2023年シーズンに向けてプレー準備が整うと見ているグリアGMはまた、医師やNFL選手会(NFLPA)のコンサルタントとの話し合いから、チームはタゴヴァイロアが人より脳しんとうを起こしやすいわけでも、再発しやすくなっているわけでもないと確信していると話した。
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