ライオンズにとどまる旨を周知したベン・ジョンソンOC
2023年01月18日(水) 12:36ヘッドコーチの筆頭候補の一人が、デトロイトにとどまるとの意思を表明している。
デトロイト・ライオンズの攻撃コーディネーター(OC)であるベン・ジョンソンが、ダン・キャンベルHCのチームにとどまる旨を、自分に関心を示すクラブに対して知らせた。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地17日(火)に伝えている。
ジョンソンは水曜日にカロライナ・パンサーズの面接を受けることになっており、これまでにはインディアナポリス・コルツ、ヒューストン・テキサンズの空きになっているHC職の面接を受けていた。それにもかかわらずマーケットを去ったジョンソンだが、これからも優れた手腕を発揮すれば、来季に再び候補者として浮上するはずだ。
今季にライオンズの立て直しで大きな役割を果たしたジョンソンは、デトロイトで何か特別なものが築かれつつあると考えており、それを見届けることを望んでいるとペリセロは報じた。
ライオンズのOCとしての初年度は、36歳のジョンソンにとってセンセーショナルなものになっている。
2021年にトータルヤードで25位、ポイントで22位だったライオンズは、それぞれのカテゴリーで今季は5位と4位に浮上した。
クオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフはキャリアでもベストに入るシーズンを送り、ランニングバック(RB)ジャマール・ウィリアムスはフランチャイズレコートとキャリア最高記録をマーク。WRアモン-ラ・セント・ブラウンは引き続き若手の中で最も輝かしい才能の持ち主であることを示し続けている。
ジョンソンは2012年から2018年にマイアミ・ドルフィンズで攻撃アシスタントのさまざまな役割を担った後、2019年にオフェンシブクオリティコーチとしてマット・パトリシアHC率いるライオンズに加入。2020年はタイトエンド(TE)コーチに就任した。キャンベルHCが2021年もジョンソンをTEコーチにとどめ、今シーズンはOCに起用したのは、チームにとって大きな利のある決断だった。
ジョンソンの攻撃陣は、ライオンズが9勝8敗を記録してプレーオフの入り口のドアを叩く助けとなった。ライオンズが9勝を挙げるのは2017年のことだった。
2022年にエキサイティングなパフォーマンスを披露した攻撃陣を擁するライオンズは、これからもポストシーズン進出を目指してキャンベルHCとジョンソンOCのいるスタッフと共に前に進んでいく。
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