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「適切な環境があれば再びMVPを獲得できる」とパッカーズQBロジャース

2023年01月18日(水) 13:41


グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Chris Szagola】

グリーンベイ・パッカーズのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースは自分の将来についての宣言を出す準備がまだできていない。

シーズン終了時の記者会見を通常通りの様子で終えた後、ロジャースは現地17日(火)に『The Pat McAfee Show(パット・マカフィー・ショー)』でチームも自分自身も決断を下すのに時間をかけていると明かした。

「彼らは特定の答えを要求してこないし、今はまだメンタル的にも感情的にも答えが出ていない状態だ」とロジャースは話している。

昨オフシーズン、ロジャースは4度目のMVP受賞後にパッカーズから移籍することを検討していたが、最終的には報酬が大幅にアップする新契約にサインした。

ロジャースの基準からすれば精彩を欠くシーズンとなった2022年シーズンに、8勝9敗でプレーオフ進出を逃したことを受け、ロジャースは再び自分の将来を考えるようになっている。

「ほら、自分がどっちに傾いているかは自分で分かると思うんだけど、これには多くのことが影響してくる」と語ったロジャースはこう続けた。「俺の場合は、肉体的な部分、感情的な部分、精神的な部分が関係してくる。戻ってから100%の力を出す能力があるかどうかもそうだ。チームの状況や、短期的、長期的な視点で見たときに、何に焦点を当てているかもね。そこから、直感や身体と心で感じていることに頼ることになる。一度始めたらとことんやる。何を決断しても前に進んでいく。だから、今は時間が必要なんだ。俺の時間を尊重してくれとか、そんなことを誰かに頼む必要はない。準備が整うまではそれが答えになるだろう。去年みたいに自分の考えを表明する準備が整ったら、自分のすべてを賭けるか完全に辞めるかのどちらかだ」

今季、10試合以上に出場したシーズンで最も少ないパスヤードを記録し、26回のタッチダウンに対して12回のインターセプト(キャリアで2番目に多い)を喫したロジャースだが、まだMVPレベルのプレーをすることはできると主張している。

「プレーできるとまだ思っているかって? もちろんだ。高いレベルでプレーできるか? ああ、最も高いレベルでね。適切な環境があれば、またMVPを獲得できると思っている。適切な環境とはグリーンベイなのか、それとも別の場所なのか? それは分からない。でも、いかなるチャンスも閉ざすべきではないと思っている。とはいえシーズン中にも言ったように、実際には両者が一緒に仕事を進めたいと思わなければならないんだ」

過去数シーズンの間、ロジャースはパッカーズが高いレベルでプレーし続けるのに不可欠だと思う選手と契約あるいは再契約を結ぶようフロントオフィスに働きかけていた。火曜日、自分が復帰する場合にロッカールームに戻ってきてほしいと思っている選手の名前をいくつか挙げたロジャースは次のようにコメントしている。

「もっと会話があってもいいと思う。どんなタイプの再建であっても、そこに参加したいと思う選手はいない。俺も何年か前にそう言っていた。リロードはあと数人というところまで近づいている感じがして、とても楽しいものさ。このゲームは人間関係がすべてだ。たとえスタッツブックに大きく載らない選手であっても、信頼できる選手がいることが大事になってくる。(タイトエンド/TE)マーセデス・ルイスみたいな人は、ロッカールームとチームのモメンタムを支える重要な歯車になっている。チームメイトとしてキャリアを終えたいと思うような存在だ。自分がもしプレーするなら、彼をそばに置いておきたい。世界のランドール・コブ(ワイドレシーバー/WR)がプレーを続けたいと思うなら、彼を自分のロッカールームに加えたい。(WR)アレン・ラザード、(TE)ロバート・トニアン、(オフェンシブタックル/OT)デービッド・バクティアリ。みんなといれば勝てるだろう」

「興味深い名前がたくさんある。彼らが再契約したいと望むはずのこうした特定の人たちのね。彼らはロッカールームをつなぎとめる存在だ。この会話は面白くなりそうだ。それらをすべて抜きにしても、19年目のシーズンを戦う準備が100%整ったと思えるところまでメンタル面を整える必要がある。もしそれができたら、みんなでロックンロールするだろうし、なんとかしてみせるよ。できなかったら、俺たちはしばらくジャングルの中に入ることになるだろう」

2023年にロジャースが向かうのはフィールドなのかジャングルなのか、答えはいずれ分かるはずだ。

【RA】