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今後は“再建ではなくリロード”だとバッカニアーズHCボウルズ、OCレフトウィッチについては「何も決まっていない」

2023年01月18日(水) 14:32


タンパベイ・バッカニアーズのヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズ【AP Photo/Chris O'Meara】

ヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズ率いるタンパベイ・バッカニアーズの2022年シーズンは、現地16日(月)にダラス・カウボーイズに大敗を喫するという形で終わった。シーズンを通じて足がかりを見つけられずに苦戦したチームにふさわしい終わり方だった。

今季を通じてバッカニアーズを苦しめてきたのと同じ問題が、マンデーナイトに起こった。いまだに苦境にあるオフェンシブライン(OL)の後ろについたクオーターバック(QB)トム・ブレイディは、もう手遅れになるまでポイントをつかめなかった。ランゲームも話にならない。ディフェンスはタックルをミスし、カウボーイズにそれほどのプレッシャーなく切り込むことを許している。ボウルズHCはコンサバティブなゲームプランにこだわり、いつでもパントを選択して、チームを優位に立たせることができなかった。

チーム運営を見直す必要がある中、ボウルズHCはバッカニアーズが再建に入る必要があるとの見方を否定した。

公式の記録によると、ボウルズHCは敗戦後に「再建は絶対にない。常にリロードだ」と語ったという。ボウルズHCはさらにこう話した。

「毎年勝利するチャンスがあると感じるものだ。オフェンス、ディフェンス、スペシャルチームと、全体的に概略的な部分でいくつか修正する必要がある。もちろん、すべてのプレーヤーと共にチームに戻ってくる者などいないので、ここにも何人かのニューフェイスがやってくる。それもこのゲームの一部だ」

一方で、ボウルズHCは火曜日に、コーチ陣に変化がないという保証はないとし、変化があるとすれば今後にスタッフの評価が行われた後になると述べている。

ボウルズHCはシーズン末記者会見の場で「今週の終わりにスタッフと面談し、その後ですべてについて話し合う」とコメント。

「自分のコーチたちとすら話していないことをここで話したくはない。選手たちと同じように、1年の評定を行う」

特に疑問符がついているのが攻撃コーディネーター(OC)バイロン・レフトウィッチの未来だ。かつて強力だったバッカニアーズ攻撃陣は、ポイントでリーグ25位、戦績で8勝9敗に終わっている。

レフトウィッチの状況について聞かれたボウルズHCは、「いや、何も決まっていない」と答えた。

わずか2年前には、レフトウィッチはバッカニアーズがスーパーボウルで勝利する上での導き役になっていた。

引退したブルース・エリアンスHCの後継者として初めてのシーズンを送ったボウルズHCは、今季は攻撃陣に干渉せず、守備陣を指揮していた。レフトウィッチがOCを務めたほか、ハロルド・グッドウィンがアシスタントHC並びにランゲームコーディネーターの役割を担っている。

攻撃陣が全面的に苦戦したことから、オフェンスのスタッフに大きな変革がやってくるのは、決して想像できないことではない。

今のところ、バッカニアーズのスタッフにまだ変化はない。しかし、今後は大きな変化があってもおかしくないだろう。

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