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カウボーイズ守備陣は“バスを降りたときから”相手を上回っていたとマッカーシーHC

2023年01月18日(水) 15:47


ダラス・カウボーイズのヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシー【AP Photo/John Raoux】

マンデーナイトの一戦でタンパベイ・バッカニアーズを31対14で下したことで、ダラス・カウボーイズの攻撃陣が多くの注目を集めている。特に、最近の苦戦や、それを翻したクオーターバック(QB)ダック・プレスコットのタッチダウン5回のパフォーマンスを振り返ると、それも無理はない。しかし、QBトム・ブレイディとバッカニアーズ攻撃陣に苦しい戦いを強いた守備コーディネーター(DC)ダン・クインのディフェンスにも称賛を送るべきだ。

公式な記録によれば、ヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーは「守備面では、われわれはバスを降りた瞬間から彼らを上回っていた」と話したという。

「われわれの守備はこの試合に向けて本当にテンポを整えていた。試合の序盤に2回スリー・アンド・アウトにしたのは、われわれが素晴らしい仕事をしたと思う」

カウボーイズ守備陣を相手にした最初の6回のプレーで、バッカニアーズは-5ヤードにとどまった。カウボーイズは3回目のドライブでブレイディがフィールドの端に迫るのを許したものの、セーフティ(S)ジェイロン・カースがレッドゾーンでパスをキャッチし、バッカニアーズの得点機会をつぶしている。

「フロントから始まり、ブロックを退けてボールを目指す。終わりを重視し、彼らの防御線を押しつぶす。われわれはパスゲームを見て、彼らが多くのボールを投じると予想していた。多くのアンダーニース(スクリメージラインに近い部分)でのパスについては、われわれのアンダーニースカバレッジには失われた部分はなく、アグレッシブだったと思う。今日はボールにふれる機会が多かった。通常ならできるようなターンオーバーがなかったが、一番大事なのはそれができるポジションにいたということだ。われわれがフットボールを支配していた。第3ダウンや第4ダウンといった、試合でも重要になる部分で特に、素晴らしいプレッシャーをかけていた。ディフェンスは本当に、3つのレベルすべてで本当に優れたプレーをしたと思う」とマッカーシーHCは話した。

バッカニアーズにボールを動かすチャンスが与えられはじめたのは、カウボーイズが24対0でリードしている時点になってからだった。もちろん、バッカニアーズの評価の低いオフェンスを責める者はいるだろう。しかし、カウボーイズはブレイディを難しい状況にとどめておくために、自分たちがやらなければならないことをやったのだ。

ブレイディはこの試合でパス66回中35回成功、351ヤード、終盤にタッチダウン2回、序盤のインターセプト1回を記録した。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、10ヤードを超えたパスは13回のみだったという。10から19ヤードのパスで9回中3回成功、49ヤードをマークし、20ヤード以上のパスでは4回中1回成功とタッチダウン1回という記録だった。

カウボーイズは序盤に十分なプレッシャーをかけ、ブレイディが負傷に見舞われているセカンダリーを破壊できないようにした。そのタスクは、より優れたオフェンシブラインを有する来週のサンフランシスコ49ersとの試合ではより難しくなるだろう。NFCチャンピオンシップゲームに到達するために、カウボーイズは再び守備陣の活躍を必要としている。

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