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ジェッツがOC候補として元ブロンコスHCハケットと面談

2023年01月19日(木) 10:49


デンバー・ブロンコスのナサニエル・ハケット【AP Photo/Ben VanHouten】

ナサニエル・ハケットの失業状態が長引くことはないかもしれない。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地18日(水)に報じたところによると、デンバー・ブロンコスでヘッドコーチ(HC)を務めていたハケットが攻撃コーディネーター(OC)の候補としてニューヨーク・ジェッツと面談しているという。

ヘッドコーチ就任1年目のシーズンが終わる前に解雇されたハケットは、アシスタントとしてコーチの職を再び手に入れようと試みている。グリーンベイ・パッカーズのマット・ラフルアーHCの下で攻撃コーディネーターとして脚光を浴びるようになったハケットにとって、ジェッツは理想的な環境になるかもしれない。パッカーズはクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースを中心としてラフルアーHCやハケット、攻撃スタッフたちと共に2020年と2021年に1試合あたりのトータルヤードでトップ10位以内に入っていた。その実績を見てブロンコスは2022年にハケットをヘッドコーチとして採用している。

しかし、ブロンコスはハケットにとって最初で最後となったシーズンにそれと同様の成果を得ることができなかった。ブロンコスは2022年シーズン前半の大半でまとまりがないように見え、ハケットとQBラッセル・ウィルソン――ブロンコスをプレーオフに導く強力なコンビになると期待されていた――は一度もそのポテンシャルを発揮しなかった。結果としては試合平均ヤードで21位、得点で最下位に低迷。ブロンコスは12月26日にハケットを解雇している。

一方、2シーズンを共にしたマイク・ラフルアーと合意の元で離別したジェッツは新たな攻撃コーディネーターを探しているところだ。ハケットはパッカーズ時代の元上司の弟の後任になるという形で次のチャンスを得られるかもしれない。

2022年シーズンの前半、ジェッツは才能のある若手選手の加入と相手を苦しめる能力に長けた守備陣のおかげで見事な転換を図っていた。しかし、課題が消えることはなかった。2022年に司令塔に解決策がないことを知ったジェッツは現在、リーグ中で多くのクオーターバックが移動することが予想されているオフシーズンに、QB獲得に積極的に動くチームの1つになると見込まれている。

ハケットを採用し、QBポジションの質の高いオプションを獲得できた場合、ジェッツは2023年に有力チームになるための次のステップを踏み出すことができるだろう。ハケットもまた、コーチとしての自分のイメージを回復させることができるはずだ。

とはいえ、現時点でハケットのニュージャージー州フローラムパークへの訪問は単なる面談に過ぎない。ハケットが苦境に立つオフェンスにとっての解決策の一部になるとジェッツが判断するかどうかに注目だ。

【RA】