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ディビジョナルラウンドでベンガルズLTジョナ・ウィリアムス、RGアレックス・カッパが除外

2023年01月21日(土) 21:02


シンシナティ・ベンガルズのジョー・バロウ【AP Photo/Jeff Dean】

ニューヨーク州オーチャードパークのフィールドに立つシンシナティ・ベンガルズのクオーターバック(QB)ジョー・バロウは、5人の先発ラインマンのうち3人を欠くことになる。

左タックル(LT)ジョナ・ウィリアムス(膝)と右ガード(RG)アレックス・カッパ(足首)が公式にバッファロー・ビルズとのディビジョナルラウンドゲームで除外された。

ウィリアムスはベンガルズがボルティモア・レイブンズに勝利したワイルドカードの試合で膝を負傷し、カッパと右タックル(RT)ラエル・コリンズ(終盤戦でシーズン終了)とともに重要な試合を欠場する先発メンバーに仲間入りすることになった。

バロウが間に合わせのライン後方でプレーすることを強いられたのはもちろん始めてではない。2021年のプレーオフでも、バロウのオフェンシブラインの右サイドは、勝利したAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームのカンザスシティ・チーフス戦でオフェンシブタックル(OT)ハキーム・アデニジーがGジャクソン・カーマンに代わって出場していた。ベンガルズはこのゲームで勝利したが、ディビジョナルラウンドのテネシー・タイタンズ戦ではトップスピードのタイタンズに9回のサックを喫し、当時ルーキーだったキッカー(K)エバン・マクファーソンが決めた52ヤードのフィールドゴールで辛勝している。

経験があるとはいえ、両方のタックルとベストガードを失うことは、レギュラーシーズンにサックでランキング13位に入ったビルズ守備陣への挑戦をいっそう難しくする。ビルズもまた、プレミアエッジラッシャーのボン・ミラーをシーズン終盤の膝のケガで欠く状況だ。

バロウは過去に一貫したプレッシャーの下でポストシーズンに成功を収めているとはいえ、今回の試合ではサックが勝者を決める重要な役割を果たすかもしれない。バロウはサックが3回以下の試合では22勝3敗、パサーレート108.2を記録している。しかし、サックが合計4回以上になると4勝8敗に変わる。それでもパサーレートは93.8であり、タッチダウン/インターセプト比率は18対13だ。

スーパーワイルドカードの週末は後者の展開だった。コリンズとカッパがサイドラインに下がり、レイブンズはバロウを4回サックして、1回の攻撃プレーあたりベンガルズを4.3ヤードに抑え込んだ。だが、守備陣の大活躍によって、ベンガルズが24対17で勝利を飾った。

ベンガルズはタックルのアデニジーとカーマン、そしてRGに入るベテランのマックス・シャーピングを頼みに、バロウがさらなるマジックを見せてくれることを願っている。対するビルズはベンガルズの弱点を突いて相手を蹴落とそうとと待ち構えていることだろう。

【M】