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右肘の手術は不要とビルズQBジョシュ・アレン

2023年01月24日(火) 11:45


バッファロー・ビルズのジョシュ・アレン【AP Photo/Adrian Kraus】

バッファロー・ビルズのクオーターバック(QB)ジョシュ・アレンの肘の負傷は、シーズン第9週に負った当初は話題になったものの、時が経つと共に忘れられていった。

アレンは現地23日(月)に、負傷に伴う不快感も時間の経過で薄れたと話しており、数週間前までは“無意識に少し違う投げ方をしようとしていた”可能性があると感じていると説明した。最も重要なこととして、この負傷によってオフシーズンの間に手術が必要になることはないようだ。

チームの公式サイトによれば、アレンは「今のところ、手術が必要だとは考えていない。もちろん、休養と回復はこのケガにとっては本当に良いだろう」と話したという。

ビルズのヘッドコーチ(HC)であるショーン・マクダーモットも月曜日にアレンと同様の見方を語っており、報道陣にアレンの肘は最初こそ注視する必要があったものの、次第に懸念されるものではなくなったとしている。ディビジョナルラウンドでのシンシナティ・ベンガルズへの敗戦を見直したマクダーモットHCがより懸念しているのは、ボールの両サイドにおけるフロントの選手たちのパフォーマンスだった。

トップレベルのパスラッシングを見せてきたビルズのディフェンシブフロントだが、ベンガルズのQBジョー・バロウに十分なプレッシャーをかけることはできなかった。バロウはパス36回中23回成功、タッチダウン2回、サックは1回をマーク。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によればビルズのQBプレッシャー率はわずか21.6%で、一方のベンガルズは39.5%という数字を残していた。

日曜日にどこでベンガルズが勝っていたかを判断するのに、専門家や高度なデータはいらない。前線だ。マクダーモットHCもそれを承知していた。

「それについて確認しなければならない」とマクダーモットHCはチームのオフェンシブラインとディフェンシブラインのプレーについて話している。

バッファローはオフシーズンの間に、フロントの部分をどう改善するかを決めていくだろう。そのオフシーズンはビルズが期待していたよりも少し早く、この月曜日に始まった。

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