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ボールを求めながらも“俺はディーヴァじゃない“とイーグルスWRブラウン

2023年01月26日(木) 17:51

フィラデルフィア・イーグルスのA.J.ブラウン【AP Photo/Derik Hamilton】

フィラデルフィア・イーグルスのワイドレシーバー(WR)A.J.ブラウンは先週土曜日に行われたニューヨーク・ジャイアンツとのディビジョナルラウンド戦で負傷した。

負傷の詳細については語らなかったものの、ブラウンは現地25日(水)に、日曜日に実施されるサンフランシスコ・49ersとのNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦の出場には問題ないだろうと話している。

ジャイアンツ戦でより目立っていたのは、傷ついた自尊心だ。大差で勝ったこの試合中に、ブラウンはベンチで目に見えて落ち込んでおり、ヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニに声をかけられていた。

それは単純にプレーメーカーとしての性質だと、2度のプロボウラーであるブラウンはチャンピオンシップウェンズデーに説明している。

『ESPN』のテイム・マクマナスによれば、ブラウンは「彼らが俺に100回ボールを投げてくれても、俺は101回目がほしいんだ」と話したという。

「俺個人として、俺は自分がどんなときでもゲームを変えられると感じている。ボールがよく来れば、調子やリズムを保てる。そうすることで、ゾーンに入れるんだ。もちろん、俺はボールがほしい」

どういった状況であろうともボールを欲するNFLのナンバー1レシーバーという概念や、チームの妨げになるステレオタイプ的な“ディーヴァ”ワイドアウトという概念は、決して新しいものではない。ブラウンは自分が後者ではないことを強調し、こう話した。

「俺はサイドラインでうるさく言うレシーバーじゃないし、サイドラインで問題を起こすようなレシーバーでもない。俺はそんな奴じゃない。そういうのを“ディーヴァ”って言うんだろうけど、俺はそんな人間じゃないさ」

イーグルスが38対7でニューヨーク・ジャイアンツを下した試合の中で、ブラウンはターゲット6回中キャッチ3回、22ヤードをマークした。イーグルスの素晴らしいワイドアウトのタンデムにおけるもう一方であるデボンタ・スミスは、ターゲット10回でキャッチ6回、61ヤード、タッチダウン1回を記録している。悪くない数字だが、イーグルスが最初の28ポイントでやすやすと勝利を決めていたことを考えれば、取り立てて目を引く数字でもない。

ドラフト日にトレードで獲得されたブラウンのイーグルスでの初のレギュラーシーズンには、さまざまな素晴らしいことがあった。ブラウンは2度目のプロボウル選出を果たし、フランチャイズのシーズンベストであり、キャリアベストでもある1,496レシービングヤード、キャリア最多タイのタッチダウンキャッチ11回をマーク。ターゲット145回、キャッチ88回も、2位と大差でキャリアトップの数字だ。

それでも、ブラウンのボールを求める気持ちは実際の数とは関係なく、消えることはなさそうであり、チームもまた、それを望んでいるようだ。とは言え、ブラウンは自分が問題を起こす“ディーヴァ”ではないと話した。

「俺はクオーターバックのところにいって話し、(OCと)話して、そういうふうにやっていく人間だ」と言うブラウンは次のように続けた。

「俺はサイドラインで騒動を起こすようなヤツじゃない。俺はそういう人間じゃない。そんなヤツには、絶対にならない」

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