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2023年にQBジーノ・スミスに「戻ってきてもらいたい」とシーホークスGMシュナイダー

2023年01月27日(金) 12:06

シアトル・シーホークスのジーノ・スミス【AP Photo/Jed Jacobsohn】

クオーターバック(QB)をはじめとし、シアトル・シーホークスは2022年シーズンに少なくとも期待以上の成果を挙げた。

QBジーノ・スミスは誰もが予想できなかったほど素晴らしいパフォーマンスを発揮。最終的にパス成功率69.8%、4,282ヤード、タッチダウン対インターセプト比で30対11という記録を残している。スミスがベテランのバックアップから、プレーオフ出場チームの正当なスターターへと成長を遂げるにつれ、シアトルの計画も変化してきた。

シーホークスは現在、スミスを単なる橋渡し的なクオーターバックとして扱うのではなく、スミスと共にもう一度挑戦することに興味を持っている。

現地25日(水)に『950 KJR』に出演したシーホークスのジェネラルマネジャー(GM)ジョン・シュナイダーは「われわれは素晴らしい会話をしてきた。彼は今後のプロセスを理解している」と述べている。「彼には戻ってきてもらいたいと思っているし、彼もそれを知っている。彼自身もここに戻ってくることを望んでいる。チーム全体としてすべてをまとめていくことが重要で、それにはプロセスがあることも分かってくれている」

スミスの2022年シーズンは、NFL年間最優秀カムバックプレーヤー賞の候補として真剣に検討されるに値するものだった。それは必ずしも彼が過去にそのようなレベルに達したことがあったからではなく、32歳にしてそれを成し遂げたからだ。2016年シーズンを最後にニューヨーク・ジェッツと離別したスミスは、2022年までバックアップとしてNFL中をさまよっていた。ベテランに必要だったのは、コーチと自身の代理人から仕事を遂行できるという信頼を得ることだったようだ。

シュナイダーGMは「特に先発に指名されてから、彼の戦いぶりとやってきたことすべてを誇りに思っている」と話している。「キャロルコーチ(ヘッドコーチ/HCピート・キャロル)の最大の強みは人に自信を持たせることだと思うし、彼のジーノとの仕事ぶりや、ジーノが自信とリーダーシップをより一層高めたことは、とにかく素晴らしいと思った。そして、フィールドでの活躍がそれを物語っている」

スミスは2022年シーズンに猛烈なスタートを切った。最初の12試合中10試合で99以上のパサーレーティングを記録し、苦戦すると見込まれていたシーホークスを7勝5敗に導いている。ワイドレシーバー(WR)のD.K.メットカーフやタイラー・ロケットの活躍がそれを支えたほか、新人ランニングバック(RB)ケネス・ウォーカー三世の躍進も追い風となった。

主力選手の多くが失われないことから、スミスを2023年に呼び戻すことはシンプルな判断のように見受けられる。しかし、シュナイダーGMはオフシーズンごとに考えられる通常の離職率を踏まえるとそれが決して簡単なことではないと分かっているようだ。

両者が共に歩んでいきたいという思いで一致していることから、そこには単純に数的な問題があるのだろう。

「できるだけ早く取りかかり、ジーノにとってベストなこと、組織にとってベストなことをしようと思っている」とシュナイダーGMはコメントしている。

【RA】