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ドルフィンズQBタゴヴァイロアは脳振とうプロトコルのまま、プロボウルには参加せず

2023年01月28日(土) 20:13


マイアミ・ドルフィンズのトゥア・タゴヴァイロア【AP Photo/Adrian Kraus】

トゥア・タゴヴァイロアは2023年のプロボウルゲームズには参加しない。

マイアミ・ドルフィンズのクオーターバック(QB)は今もリーグの脳振とうプロトコルに入ったままであり、結果としてオールスターゲームに参加することは不可能だと『NFL Network(NFLネットワーク)』のキャメロン・ウォルフが現地27日(金)、伝えた。

最初にこのニュースを報じたのは『ESPN』だった。

タゴヴァイロアはクリスマスに行われたグリーンベイ・パッカーズ戦後に脳振とうに似た症状を申告し、12月26日(月)から脳振とうプロトコルに入った。そのため24歳のQBはドルフィンズの2022年シーズン最後の3試合を欠場しており、そこにはワイルドカードでのバッファロー・ビルズへの敗北も含まれている。タゴヴァイロアはシーズン第4週のシンシナティ・ベンガルズ戦でも脳振とうを起こして2試合を欠場している。

2022年シーズンに2度の脳振とうを起こしたタゴヴァイロアだが、イアン・ラポポートは彼が2023年に復帰予定で、引退という選択肢は“議論されていない”と15日(日)に伝えている。ドルフィンズはこれまでの過程において元全体5位指名のサポートを続けてきた。

タゴヴァイロアは6年ぶりにチームをプレーオフへと導き、プロボウルのファン投票ではトップに輝いていた。プレーした13試合で彼はキャリアハイのパスヤード(3,548ヤード)とタッチダウン(25回)を記録し、リーグトップのパサーレート105.5をマークしている。

ドルフィンズの2022年の成功の大部分はタゴヴァイロアの功績と言ってもいい。彼が先発した今シーズンのゲームで彼らは8勝4敗を挙げ、1試合平均で26.4点を獲得している。タゴヴァイロアが先発もフィニッシュもしなかった試合では1勝4敗、試合平均得点は16.0点だった。

チームは2024年シーズンにタゴヴァイロアの5年目オプションを行使するかどうかを5月1日(月)までに決断しなければならない。

【M】