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49ersのデミコ・ライアンズDCがテキサンズHCの第1候補に浮上

2023年01月28日(土) 21:59


ヒューストン・テキサンズ【NFL】

デミコ・ライアンズはこの1週間、チームの重要な試合に向けた準備に集中している。彼は近く、荷物をまとめ、新しいクラブにくら替えするかもしれない。

サンフランシスコ49ersの守備コーディネーター(DC)の名前がヒューストン・テキサンズのヘッドコーチ(HC)の第1候補として浮上したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが現地27日(金)、伝えている。

ライアンズとヒューストンのつながりは彼がNFLでプレーしていた頃にさかのぼる。テキサンズは2006年のドラフトで2巡目指名権を使ってライアンズを指名し、その見返りをすぐに得た。ラインバッカー(LB)だったライアンズはその年の守備部門年間最優秀新人賞に輝いている。彼は6シーズンをテキサンズで過ごし、2度プロボウルに選ばれた後にフィラデルフィア・イーグルスへと移り、そこで10年のキャリアを終えた。

コーチ業に転身し、着実にランクを上げたライアンズは、ニューヨーク・ジェッツのロバート・サラー現HCに代わって2021年にサンフランシスコのDCとなった。サラーの後を引き継いだ彼は過去2シーズンでトップ3に食い込むディフェンスを監督している。彼の指示の下、49ersはNFL首位のディフェンスとして2022年レギュラーシーズンを終えており、ライアンズがそう遠くないうちにどこかでHCの職を得るのではとの予想がささやかれていた。

5つのNFLチーム(アリゾナ・カーディナルス、カロライナ・パンサーズ、デンバー・ブロンコス、ヒューストン・テキサンズ、インディアナポリス・コルツ)と面談を終えたライアンズは、どうやらNFLキャリアをスタートした町でそのポジションに就く可能性が高くなっているようだ。

テキサンズは今も再建途上にあり、過去2人のHCをたった1シーズンで解雇している。ロースターに有望な若手を追加したものの、過去2シーズンの1試合平均被ヤードでランキング31位と30位に沈んでいる彼らは今もコーチのアップグレードが必要な状況で、ライアンズならば論理的に適合する。

しかし、新たなカラーを選ぶ前に、ライアンズの目の前にはクリアしなければならない重要なゴールがある。NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームに勝つことだ。サンフランシスコのシーズンが終わったところで、彼の次の行き先がヒューストンかどうかは明らかになるだろう。

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