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足首の手術を受け、“100%”の回復を目指すコルツRBテイラー

2023年01月30日(月) 10:49

インディアナポリス・コルツのジョナサン・テイラー【AP Photo/Abbie Parr】

インディアナポリス・コルツのランニングバック(RB)ジョナサン・テイラーはシーズンの大半で足首の痛みを乗り越えてプレーしていた。

しかし、テイラーが今週に『NFL.com』の電話取材で言及していたように、それは完全に正しいとは言い切れない。

「シーズンはそれ自体がタフだけど、何か障害があると余計にタフになる」とテイラーは語った。

テイラーはNFL.comに対して、水曜日に足首の手術を受けたことを認めている。執刀医はグリーンベイの著名な専門家であるロバート・アンダーソン医師だ。シーズン第4週に行われたテネシー・タイタンズ戦で足首を負傷したテイラーは、キャリア3年目のシーズンにおける残りの期間でそれ以前と同じ身体能力を発揮できずにいた。

当初、オフシーズンではリハビリを受けながら保護用ブーツを脱いだ状態に戻れるよう取り組むだけでいいと思われていたが、長引く問題はまだ残っていた。テイラーはアンダーソン医師およびコルツのチームドクターであるデビッド・ポーター医師による診察を受けており、両医師は“足並みをそろえて”治療にあたっている。

そうした中で、テイラーは水曜日に足首の問題を取り除くために低侵襲的処置である鏡視下デブリドマンを受けた。手術は成功裏に終わっている。テイラーが“伝説の男”と呼んでいるアンダーソン医師は、構造的なダメージがないことを確認したという。

「あれには何年も前のガラクタがたくさん入っていたんだ」と笑いながら話したテイラーはこう続けた。「最終的に取り除いて問題なく動けるかを確認する必要があっただけ。ちゃんとそれに対処する時間がようやくとれた。全力でやれる準備を100%整えるためのね。求めているのはそれだけだ」

「考えるまでもないことだったよ。それを解消したら体のメンテナンスに集中できるし、シーズンに向けて準備できるようになる」

2021年シーズンにブレイクアウトを果たし、1,811ランヤード、タッチダウン18回を記録してオールプロにも選出されたテイラー。2022年シーズンも同じような成績を残すべく準備を整えていたが、足首のケガにそれを妨げられていた。ケガを抱えながらも出場を続けていたテイラーだが、本調子になることはなく、2試合を欠場している。

結局、テイラーは新たに足首を痛めたことで故障者リザーブ(IR)に置かれ、シーズン終了を迎えた。復帰時期を明言していないテイラーは次のようにコメントしている。

「まずは時間をかけて治すこと。次に、ああいうシーズンを終えた後だからメンタル面でリラックスすること。健康になって、メンタル的にリラックスする。すぐに回復できるはずさ」

トレーニングキャンプまでに時間は十分にあるため、テイラーとコルツはオフシーズンに時間をかけて物事を進める見込みだ。

「準備は整うはずだ」とテイラーは強調している。

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