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内転筋断裂を抱えながらタイトルに向かって戦い続けるイーグルスRTジョンソン

2023年01月31日(火) 14:42


フィラデルフィア・イーグルスのレイン・ジョンソン【AP Photo/Michael Ainsworth】

レイン・ジョンソンは股関節の内転筋を断裂しても、もう一度ロンバルディトロフィーを手にするための戦いをやめる気はなかった。

フィラデルフィア・イーグルスのスターライトタックル(RT)であるジョンソンは、クリスマスイブに負傷したものの、ポストシーズンにプレーするチャンスにかけて手術を先延ばししている。

現地29日(日)にNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)タイトル戦が終わった後、ジョンソンは「医師の(ウィリアム)マイヤース先生と話をした」と『NBC Sports Philly(NBCスポーツ・フィリー)』に語った。

「先生はフットボール選手がこれをうまく切り抜けられるか、確信していなかった。ホッケーの選手なら大丈夫だけど、ラインマンは分からないって」とジョンソンは話している。

ケガがジョンソンからユーモアのセンスを失わせることはなかったようだ。

レギュラーシーズンのラスト2戦を欠場したジョンソンは、試合前に痛み止めの注射を必要とするほどの苦痛を抱えながらも、プレーオフでフィールドに戻っている。

ジョンソンは2017年にスーパーボウルを制したイーグルスのメンバーで、今もチームに残っている8人の1人だ。

「前に言ったように、俺の緊迫感は高い。もうキャリアの後半に入っている。俺たちはいいチームだと思うし、自分たちの場所にたどり着くだけのパーツがそろっている。1週間ずつやっていくことだ。すべてのベテランに、そして若手の全員に感謝。彼らはこのチームを支えるエンジンだ。俺はうれしいよ」とジョンソンは語った。

イーグルスがサンフランシスコ・49ersに31勝7敗という大勝を飾ったおかげで、チームはジョンソンを第4クオーターのすべてで休めておくことができた。

「(ジェイソン)ケルシーが泣いて、BG(ブランドン・グラハム)が涙を流し、フレッチ(コックス)も泣いていた」と振り返ったジョンソンはこう続けた。

「結局、それがすべてなんだ。仲間たちと一緒に戦い、一緒に火の中に飛び込む。俺は彼らが大好きだし、彼らと一緒にユニフォームを身につけるのが待ちきれない」

ジョンソンが戦うべき試合はもう1試合ある。スーパーボウルが終わったとき、ジョンソンは手術について考え始めるだろう。

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