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パッカーズQBロジャースが2023年ペブルビーチ・プロアマでベン・シルバーマンと共に優勝

2023年02月06日(月) 14:15

アーロン・ロジャース【AP Photo/Godofredo A. Vásquez】


グリーンベイ・パッカーズのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースはついにペブルビーチのファーストティの後ろにある“チャンピオンの壁”に名を連ねることになった。そこにはタイガー・ウッズやジャック・ニクラス、アーノルド・パーマーを含め、多くの名前が記されている。

ジャスティン・ローズはペブルでのPGAツアーイベントで優勝した際に、ぜひとも隣接するプレートに名前を記されたいと思っているようだ。

ゴルフボールが吹き飛ばされるほどの強風が吹いていたことから、第3ラウンドで中断を余儀なくされていたローズだが、日曜朝にモントレー半島に戻って10ホールをプレーして65、6アンダーをマーク。AT&Tペブルビーチ・プロアマにて1打差で首位に立った。

最終戦は日曜日の午後から始まり、そこにはプロ選手だけが出場することになっている。大会は月曜日に終わることが確実となっている状況だ。

日曜日にチャンピオンに輝いたのは、ロジャースとカナダのベン・シルバーマンだけであり、彼らはプロアマの部で1打差で勝利を収めた。賞典として、プロアマ優勝者やトーナメント優勝者、ペブルでのUSGA優勝者などの名前が記された壁に、彼らの名前も加わっている。

15年間にわたって先発を務めてきたパッカーズで、ロジャースは4回しかプレーオフを逃したことがない。その4回目となったシーズンを終えた後に今回の大会に出場したロジャースは「本当に意義深いことだ。ずっと自分のバケットリストに入っていたことなんだ」と話している。

ロジャースは自分に任された難しい仕事をやり遂げた。コーン・フェリーツアーで勝利したばかりのシルバーマンは1オーバー216でフィニッシュし、カットされている。ハンディキャップ10でプレーしていたロジャースは、トレーニングキャンプから先週の月曜日までゴルフをしていなかったと明かしている。

彼らはピーター・マルナティと『FedEx(フェデックス)』元社長兼CEOですでに壁に名前が記されているドン・コラーランに1打差をつけて26アンダーパーでゲームを終えた。

バッファロー・ビルズのQBジョシュ・アレンとキース・ミッチェルは4組後方につけている。天候の問題がなければ、プロアマの有力25チームは日曜日の午後もプレーしていただろう。

「ジョシュ・アレンからは、3ラウンドしかなかったからこの勝利にはアスタリスクがつくだろうねと言われた。でも、俺たちの名前はずっと残り続けると思う」とロジャースはコメントしている。

天候に翻弄された1週間を経て、最終戦はペブルビーチの同じコースで、ほぼ同じようなコンディションで行われる。2日間にわたって行われるため、短距離走というよりはマラソンに近い雰囲気になるだろう。

ローズはそこにいられることが単純にうれしかったようだ。ローズは昨年末から2023年初頭にかけて調子を上げてきたが、今回は4年前のトーリーパインズで優勝して以来、初めて54ホールを首位で回っている。

ローズは通算12アンダー203を記録。

10ホールを16番パー5イーグルで締めくくったローズは「今までにないほど素晴らしい朝だ」とコメントしている。

第3ラウンドの最後の3時間で風雨があり、モントレー・ペニンシュラにあられが降った後、天気は回復。

マルナティはペブルで67を記録し、土曜日に風が最もひどかったときのホールを避けることができた。カート・キタヤマはスパイグラスヒルで70をマークしており、2人ともトップと1打差だった。

ペブルの18番ホールでバンカーを超えたミッチェルのピッチは、少し速すぎた。これを落としていればローズとタイになるところだったが、ボールは7フィート離れたところで止まり、パーで70をマークしてトップから2打差になっている。

ローズは土曜日のプレー中断の影響を受けた。

海に面するように曲がっている部分では風をさえぎるものが何もない9番ホールで、元全米オープン王者であるローズは、5番ウッドでグリーンに乗せなければならなかった。これはピンそば3フィートの素晴らしいショットだった。しかし、ローズによれば、マークする前に突風によって7フィート下がってしまったという。

その頃に、ルールオフィシャルが協議し、全3コースでプレー中断を決定している。しかし、木が並ぶスパイグラスヒルでは、風はそれほど大きな問題にならず、ローズは戻って9番ホールをバーディで終え、プレーを続けている。

トップから3打差に8名の選手が並んでおり、そこにはビクトル・ホブランがいた。ホブランがこのツアーに参加するのは初めてだが、過去2回にペブルを訪れた際には良い成績を残している。2018年の全米アマチュア大会で優勝し、2019年の全米オープンではローアマチュアだった。

当時と今の最も大きな違いは服装にある。6月か8月ならば、三層の重ね着やウールのキャップは必要ない。また、こういった全米大会は、今回よりも少し速く進行していた。

【RA/A】