退団が見込まれるQBカーについて語ったレイダースDEクロスビー
2023年02月06日(月) 12:002019年、ディフェンシブエンド(DE)マックス・クロスビーはデレック・カーが先発クオーターバック(QB)を務めるチームでNFLデビューを果たした。しかし、ラスベガス・レイダースは2023年シーズンに別のクオーターバックを迎える可能性が高い。
クロスビーは現地4日(土)に行われたプロボウルゲームズの練習中に『NFL Network(NFLネットワーク)』のキャメロン・ウォルフと共に、カーの状況とチームがどのように動いていくかについて話し合っている。
親しい友人であるカーについて「正直、ほろ苦い感じだ。俺にとって彼はリーグに入ったときからずっと最高の友達だった」とウォルフに語ったクロスビーはこう続けた。「彼のことがものすごく大好きだ。でも今は、組織にとってもD.C.(デレック・カー)にとっても、みんながそれぞれ違う方向に向かっている。それがこのビジネスの難しいところだ。友達とか、本物の家族みたいな友達とかが別の場所に行ってしまうときはいろいろな感情が出てくるものさ。でも、D.C.はきっと大丈夫。どこに行ってもうまくやるだろう。俺たちもチームとして成長し続けるつもりだ。だから、俺たちは将来に向けて気合を入れているところだ」
カーはすでに、4,040万ドル(約53億4,694万円)の保証金を得ることが確定する2月15日(水)の期限を延長することによってレイダースからのトレードを円滑化するという考えを持っていないと明言している。
その期限が間近に迫る中、カーはノートレード条項を持っていることですべてのトレードを拒否できるため、レイダースはカーのプランに沿ったトレード相手を探さなければならない状況だ。ベテランQBをカットすることも選択肢の1つだが、そうすればレイダースは何の見返りも得られなくなる。
幸いなことに、クロスビーとカーは日曜日に行われたプロボウルゲームズで最後にもう一度レイダースの一員として共にフィールドに立っている。
新しいクオーターバックがシルバー&ブラックのユニフォームを着る可能性がある2023年シーズンを楽しみにしているとウォルフに明かしたクロスビーは次のようにコメントした。
「それは面白くなりそうだ。何が起こるか本当に分からない。俺はフロントオフィスやそういうメンバー全員を信頼している。俺としては、チャンピオンシップを争うチームにいたいだけだ。これまでも最大の試合に出場してプレーするために多くの労力を費やしてきた。俺が望んでいるのはそれだけなんだ。他の選手もそれを望んでいるのは分かっている。同じ考えや同じマインドセットをもち、偉大になりたいと望む選手をもっと集める必要がある。もしそういう仲間を迎えられたら、俺たちはきっと大丈夫はずだ」
【RA】