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2度目のMVP受賞の可能性について“チームの賞でもある”とチーフスQBマホームズ

2023年02月10日(金) 09:15

カンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズ【AP Photo/Ross D. Franklin】


カンザスシティ・チーフスのクオーターバック(QB)パトリック・マホームズは2022年NFL MVPの5人のファイナリストの1人だ。

スターシグナルコーラーであるマホームズは現地9日(木)、もし自分が選ばれるなら、それは自分の周りにいるチームの強さを物語っていると話した。

「俺だけじゃない。MVPを勝ち取るには素晴らしいチームがなければならない。そして、クオーターバックポジションでは特に、周りに素晴らしいチームがなければならないんだ。なぜなら、フットボールを投げるのは自分だけど、そのプレーを実現させるのは彼らだから。自分がその賞を獲ったのを誇りに思うのと同じくらい、チームも受賞を誇るべきだ。本当に、ある意味ではチームの賞なんだから」とマホームズはコメントしている。

マホームズはパスヤード(5,250ヤード)、タッチダウンパス(41回)、攻撃ヤード(5,614ヤード)、攻撃タッチダウン(45回)でリーグをリードしている。2022年に記録したパスヤードは、NFL歴代4位にあたる。単一シーズンに記録された攻撃ヤードでは、これまでの記録だったドリュー・ブリーズ(5,562ヤード、2011年)を抜いて最多をマークした。

MVPを獲得する可能性について問われたマホームズは「それは他の何にも代えられない。その賞を獲得できるっていうのは、本当に特別なんだ。それはすごく難しいこと。その賞を獲った素晴らしい選手たちがたくさんいて、その歴史の一部になれるのは信じられないくらい素晴らしい。もう一度賞を勝ち取ることができるなら、俺にとって一つの証であるだけじゃなく、チームにとっても証になる。個人の賞であるのと同じくらいチームの賞でもあるし、チームメイトたちにはそのことを知っていてほしいと」と話している。

チームメイトたちはマホームズが2回目のMVPを獲得すると信じている。しかし、それがマホームズの最終的なゴールではない。

タイトエンド(TE)のトラビス・ケルシーは木曜日に「彼はキャリアの最後にかみしめるだろうけど、“MVPにならなきゃ”って思いながらビルに入ってくるようなやつじゃない」と話し、こう続けた。

「彼はその週に戦う相手に勝つためのベストの方法を考えながら出かけるやつだ。そこに出ていって、彼のスタイルでフットボールをプレーする。彼は周りのメンバーとそうすることを楽しんでいて、俺たちはそのエキサイトメントの周りに集まっている。隣にいるみんなと一緒に勝利することを望み、求めるエキサイトメントの周りに。そのおかげで、ビルに行くのがずっと楽しくなっているんだ」

現地木曜日の夜にマホームズがMVPに輝けば、歴代で複数のMVP受賞を果たした3番目に若い選手となる(シーズン最終日の年齢では、マホームズは27歳113日)。マホームズを上回るのは、殿堂入りを果たしたランニングバック(RB)ジム・ブラウン(22歳300日)と、こちらも殿堂のメンバーであるQBブレット・ファーブ(27歳73日)だけだ。

NFL史上、NFL AP通信MVPに複数回選ばれた選手は9名しかいない。その面々はペイトン・マニング(5回)、アーロン・ロジャース(4回)、ジム・ブラウン(3回)、ジョニー・ユナイタス(3回)、ブレット・ファーブ(3回)、トム・ブレイディ(3回)、ジョー・モンタナ(2回)、スティーブ・ヤング(2回)、カート・ワーナー(2回)だ。現役として2022年シーズンを過ごしたロジャースとブレイディ以外の全員が、殿堂に迎えられている。

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