ファルコンズはQBリッダーという“良いリーダー”を抱えているとオーナー
2023年02月10日(金) 09:43ドラフトシーズンが本格的に近づく中、多くのフランチャイズがクオーターバック(QB)を欲しがっている。
アトランタ・ファルコンズも2023年ドラフトでフランチャイズQBを求めて群がる集団に入っていくのだろうか? その答えはまだ分からないが、オーナーのアーサー・ブランクは2022年ドラフトで指名したQBデズモンド・リッダーを信じているようだ。
『ESPN』のマイケル・ロススタインによると、ブランクは現地8日(水)に「もちろん、われわれはそのポジションにこだわっているし、そこに良いリーダーが必要であることは分かっている。そして、ここではリッダーがそれを担ってくれていると思う」と述べたという。
最終的に7勝10敗という悔しい結果で終えた2022年シーズンの後半に、リッダーは不調に陥っていたマーカス・マリオタに代わって先発を任されることになった。シンシナティ大学出身でドラフト3巡目指名を受けたリッダーは、爆発的な活躍をすることはなかったものの、成長を見せながら全体的にポジティブな印象を残している。
先発として出場した試合で、リッダーは2勝2敗、708ヤード、インターセプトなし、タッチダウン2回を記録。2回のタッチダウンはいずれもシーズン第18週に勝利したタンパベイ・バッカニアーズ戦で決めている。リッダーの成績は驚くほど素晴らしいものではなかったが、その活躍に感心しているブランクは、彼の2年目についても楽観視している。
「デズモンド・リッダーにはとても期待している」と語ったブランクは「トレーニングキャンプに参加したときから、リーダーとしての素晴らしい能力をルーキー、ひいてはベテランの中で発揮してくれていたと思う」と続けた。
リッダーがファルコンズの未来のQBとなるかどうかは、せいぜい予備段階といったところだ。
ブランク率いるフランチャイズがリッダーにこだわるかどうかは、フリーエージェンシーやドラフトが終了した時点で分かるだろう。
しかし、クオーターバックに関する質問だけがファルコンズにとっての難問ではないことを十分に承知しているブランクは次のように話している。
「優秀なクオーターバックは勝利の方程式において重要な一部であることは確かだが、彼らだけでプレーできるわけではない。つまり、他の21人の選手もプレーする必要がある」
ファルコンズは2022年シーズン前に長年チームで活躍していたQBマット・ライアンと離別。マリオタは橋渡し役を演じきれず、リッダーのチーム内での立ち位置はまだ決まっていない状況だ。とはいえ、現時点でリッダーはオーナーの信用と信頼を得ているようだ。
【RA】