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攻撃部門の今季最優秀ルーキーに選ばれたジェッツWRギャレット・ウィルソン

2023年02月10日(金) 14:03


ニューヨーク・ジェッツのギャレット・ウィルソン【AP Photo/David J. Phillip】


ギャング・グリーンはビッグプレーを可能にする新たなレシーバーを2022年NFLドラフトで見いだした。

ニューヨーク・ジェッツのワイドレシーバー(WR)ギャレット・ウィルソンが、AP通信2022年NFLオフェンス部門年間最優秀新人賞に選ばれた。現地9日(木)に行われている『NFL Honors(NFLオナーズ)』の場で発表されている。

投票で156ポイントを獲得したウィルソンが、129ポイントだったシアトル・シーホークスのランニングバック(RB)ケネス・ウォーカー三世を下している。1位の得票ではウォーカーが19、ウィルソンが18だったものの、ジェッツのワイドアウトは2位も19票集めており、8票だったウォーカーを上回った形だ。1位は5ポイント、2位が3ポイント、3位が1ポイントに換算される。サンフランシスコ49ersのクオーターバック(QB)ブロック・パーディーが3番手だった。

木曜日にトロフィーを持ち帰ったジェッツのルーキーはウィルソンだけではない。コーナーバック(CB)ソース・ガードナーが、守備陣の新人の中でトップに立った。

クオーターバック(QB)が苦戦するジェッツでウィルソンは輝きを見せ、キャッチ83回と1,103ヤード(NFL全体で15位)でルーキーをリードしている。これはジェッツの歴史における新人記録であり、ウィルソンは4回のタッチダウンも記録した。

ウィルソンが傑出しているのはヤード・アフター・キャッチの能力だ。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、ウィルソンは2022年にルーキーのトップにあたる411ヤードをキャッチ後にマークしており、2番手に179ヤードの差をつけたという。好調のときのウィルソンは相手ディフェンスをパワーで退け、素早いステップでヤードを稼いでいる。『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』の調べでは、キャッチ後のタックルをかわした回数である22回は、ディーボ・サミュエルに次ぐ2位。つまり、A.J.ブラウンやブランドン・アイユーク、デイバント・アダムスを上回っていることになる。

2年目に成長しなければならないエリアがあるのは確かだ。最も目立っているのは、これまでに苦戦する様子が見られた競り合いながらのキャッチだ。また、ジェッツのセンター後ろに誰がいようと、そこと協調していく必要がある。とは言え、基礎は築かれた。新攻撃コーディネーター(OC)であるナサニエル・ハケットのスキームに置かれたとき、ウィルソンはギャング・グリーンを中堅から危険なモンスターに成長させる要素となるポテンシャルを持っている。

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