ニュース

ディフェンス部門年間最優秀新人賞はジェッツCBソース・ガードナー

2023年02月10日(金) 14:46


ニューヨーク・ジェッツのソース・ガードナー【AP Photo/David J. Phillip】


ニューヨーク・ジェッツは新人獲得でホームランをかっ飛ばした。ボールの両サイドで優秀な選手をドラフトし、年間最優秀新人賞を総なめしている。

現地9日(木)に行われた『NFL Honors(NFLオナーズ)』の中で、コーナーバック(CB)の“ソース”ことアフマド・ガードナーがAP通信2022年ディフェンス部門年間最優秀新人賞を獲得した。チームメイトであるギャレット・ウィルソンが、攻撃部門の最優秀ルーキーに選ばれている。

ガードナーは242ポイント、1位が46票という圧倒的な差をつけて新人賞を手にした。次点となったデトロイト・ライオンズのディフェンシブエンド(DE)エイダン・ハッチソンは129ポイント、1位が3票だった。シアトル・シーホークスのコーナーバック(CB)タリク・ウーレンは73ポイント、1位が1票で3番手につけている。

ガードナーは2022年シーズンが始まる前、“ソース(刺激を効かせるもの)”というニックネームを名乗る準備はできていると話していた。シーズン開幕から1カ月で、このルーキーはそのことを証明している。

ガードナーはフィールドに足を踏み入れたその月から、相手を封じ込めるディフェンダーであるところを示してきた。身長192センチメートルのガードナーは大柄なワイドアウトたちともバトルできるサイズや腕まわりに加え、空中戦になったときに追いつくスピードや、天性のプレー能力を有している。

シーズン第1週から先発を務めたガードナーは、パスディフェンス20回でリーグトップに立ち、インターセプト2回、タックル計75回を記録した。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ/NGS)』によれば、ガードナーはタッチダウンを2回しか許さず、ターゲットEPA(予想追加ポイント)で-28.8をマーク。これは2022年のすべてのコーナーバックの中で2番目に優れた数字だった。NGSのデータではガードナーが許したパス成功率は新人のトップにあたる48.1%で、予想に対する成功率は-8.4%を記録している。

鳴り物入りのルーキーシーズンに、ガードナーはオールプロのファーストチームに選ばれたほか、プロボウルにも選出されている。木曜日、そこにディフェンス部門年間最優秀新人賞のトロフィーも加わった。

NFLに次世代のロックダウンコーナーがやってきた。その名は、ソース。

【A】