イーグルスとひそかに契約していたビック・ファンジオ、SB後にドルフィンズ合流へ
2023年02月13日(月) 08:45第57回スーパーボウルに向けて準備を進める中、フィラデルフィア・イーグルスはNFLの中でもトップクラスでフットボールの戦術に詳しい人物の助けを得てきた。
情報筋によると、じきにマイアミ・ドルフィンズの守備コーディネーター(DC)になる予定のビック・ファンジオは、現地12日(日)にカンザスシティ・チーフスとの対戦を控えていたイーグルスのコーチングスタッフを補佐するために、ひそかに2週間契約を結んでいたとのこと。試合後に契約が切れると、ファンジオは正式にドルフィンズのコーチングスタッフに加わる。
スーパーボウル当日までの数週間、ファンジオはディフェンスではなくオフェンスを補佐していたという。彼はセルフスカウティングやプロジェクトに参加し、イーグルスの攻撃コーディネーター(OC)であるシェーン・スタイケンのユニットがスティーブ・スパグニョーロ率いるチーフス守備陣に備えるのを助けてきた。
ファンジオはイーグルスのスタッフ全員――ディフェンスのスタッフだけではなく――と関わりを持つことで今回の準備を後押ししている。あらゆることを経験してきたベテランほど、頼りになる存在はないと言えよう。
2019年から2021年までデンバー・ブロンコスのヘッドコーチ(HC)を務めた後、2022年シーズンからイーグルスのコンサルタントを務めていたファンジオには、いくつかの話が出ていたが、ファンジオは最終的に旅に出てイーグルスを離れる決断をしている。
レギュラーシーズンが終わったとき、ファンジオと親しいイーグルスのコーチ陣はファンジオに対して“私たちと一緒に乗っていきたいか?”というふうに手を差し伸べた。ファンジオはその通りにした後、すぐに自分の契約にサインしている。
第57回スーパーボウルを終えた後、ファンジオはドルフィンズと3年契約を結び、NFLで最も高給取りのコーディネーターになる予定だ。この契約には4年目のオプションも含まれている。
【RA】