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NFLの試合での賭博で無期限出場停止処分を受けていたジャガーズWRリドリーが復帰申請

2023年02月16日(木) 09:46


アトランタ・ファルコンズのカルビン・リドリー【Logan Bowles via AP】

現地15日(水)、ワイドレシーバー(WR)カルビン・リドリーがNFLフィールドへの復帰に向けて第一歩を踏み出した。

2021年シーズン中にNFLの試合で賭博を行ったため、2022年に無期限の出場停止処分を受けていたリドリーが、水曜日に復帰を申請していると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じている。

ラポポートによると、水曜日はリドリーが復帰申請できる最初の日にあたり、そのプロセスが開始されることで2023年シーズンでの復帰が促される可能性があるとのこと。

リドリーは2022年の出場停止期間中に所属チームを変えている。アトランタ・ファルコンズは最大で2023年ドラフト5巡目指名権と2024年ドラフト2巡目指名権に相当する条件付き指名権2つと引き換えにリドリーをジャクソンビル・ジャガーズに送った。ドラフト指名権の補償の条件は、リドリーの復帰時期や今後のシーズンにおけるチームでのステータスに関係するため、最初の申請はリドリーが復帰する可能性以上に重要な意味を持つ。

リドリーは丸1年以上、NFLの試合に出場していない。2018年ドラフト全体26位指名選手が最後に試合に出たのは2021年10月24日に実施され、30対28でファルコンズがマイアミ・ドルフィンズに勝利した試合であり、リドリーはそこでキャッチ4回、26ヤード、タッチダウン1回を記録している。その試合後に個人的な理由でチームを離れ、2021年シーズンの残りをNFI(非フットボール故障者)リストで過ごし、2022年3月に出場停止となった。

28歳のリドリーはNFLでの4シーズンで自身のポテンシャルを十分に証明し、プロ入り後3シーズンのそれぞれでレシーブ60回以上、800レシーブヤード以上、タッチダウンレシーブ7回以上をマーク。リドリーは出場停止処分が科されるまで、アトランタの将来を担う重要な選手だと見られていた。そのため、ファルコンズはリドリーの代役として2022年NFLドラフト1巡目で南カリフォルニア大学出身のWRドレイク・ロンドンを指名し、その後にリドリーをジャクソンビルに送るなど、それなりの対応をとっている。

ダグ・ペダーソンHC(ヘッドコーチ)の下で過ごす最初のシーズンに目覚ましい好転を遂げたジャガーズは、最終的にスーパーボウルチャンピオンになったカンザスシティ・チーフスに敗れる前にポストシーズンのディビジョナルラウンドへの進出を果たした。リドリーが2023年シーズンに復帰できれば、ジャガーズは勢いに乗っているクオーターバック(QB)トレバー・ローレンスのためにもう1人プレーメーカーを確保できるようになる。

【RA】