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SBライバルたちのアンハッピー・バレンタインデー

2023年02月15日(水) 16:57

カンザスシティ・チーフスのジュジュ・スミス・シュスター【AP Photo/Ashley Landis】

バレンタインデーですら、第57回スーパーボウルで高まった緊張を消し去ることはできない。

カンザスシティ・チーフスのワイドレシーバー(WR)ジュジュ・スミス・シュスターは現地12日(日)に行われた試合の中でも重要なプレーの一つにかかわっていた。35対35の同点、残り1分54秒という状況で、スミス・シュスターをカバーしていたフィラデルフィア・イーグルスのコーナーバック(CB)ジェームズ・ブラッドベリーが、第3ダウン残り8ヤードからのプレーで守備のホールディングによってペナルティを科されたのだ。

その後のチーフスは時間を消費して決勝点となるフィールドゴールを蹴り、38対35で優勝を遂げている。

火曜日、スミス・シュスターはこのプレーについて、ちょっとしたジョークを披露してみるつもりになった。『Twitter(ツイッター)』で、バレンタインデーのカード風の投稿を行ったのだ。

「ハッピー・バレンタイデー❤」

「一番大事なときに、俺があなたを抱きしめる(hold)よ」

・・・ホールド?

たとえ多くのイーグルスファンがこのコールに不満を持っていたとしても――特に、それが起こった時には――、ブラッドベリーは試合後、スミス・シュスターのジャージーをつかんだことを認めている。

しかしながら、火曜日にブラッドベリー本人がこれに反応する前に、イーグルスのチームメイトであるA.J.ブラウンが反撃した。

「まずはおめでとう。あんたがたはそれにふさわしい。だけど、こいつはまずい。マホームズが1年契約のあんたのキャリアを立て直すまで、お前はリーグから去るところだったんだぜ、Tik Tokボーイ。彼はつかんだことを認めたが、今回や、これまでのあんたみたいな振る舞いはしていない。まあ、改めておめでとう! 🎊👏🏾🍻」

「Tik Tokボーイ」とは刺さる言葉だ。イーグルスのCB仲間であるダリウス・スレイもこう反応した。

「おい、やりすぎだろ!」

ブラッドベリーはスミス・シュスターのツイートに直接応じなかったものの、今季にオールプロのセカンドチームに選ばれたという自分の立場に触れていた。

もちろん、スミス・シュスターには洒落たメッセージを添えたハート型のキャンディーやロンバルディトロフィーの写真など、味方にできるようなさまざまな反応もあった。しかし、スミス・シュスターはブラウンのツイートにこう応じている。

「あんたが長年の胸のつかえを出せたみたいでうれしいぜ。いいゲームだったな👍🏾💍」

スーパーボウルが終わってから2日が経っても、その痛みはまだ収まっていない。カレンダーは愛を伝える日を指し示しても、この選手たちに関してはまだ愛に満ちた雰囲気とはいかないようだ。

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