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元レイダースQBデレック・カーが週末にジェッツを訪問へ

2023年02月18日(土) 10:58


ラスベガス・レイダースのデレック・カー【AP Photo/Don Wright】

デレック・カーのフリーエージェント(FA)ツアーは“ビッグアップル”で始まる。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが現地17日(金)に伝えたところによると、元ラスベガス・レイダースのクオーターバック(QB)であるカーは、この週末にニューヨーク・ジェッツを訪問するようだ。

トレードがうわさされたニューオーリンズ・セインツへの訪問後、新シーズン開始までに新しいチームを見つけることができるよう、レイダースは火曜日にカーを放出した。先発QBになり得る人材を求める多くのチームから関心を集めることが予想されていたが、ジェッツがベテランQBのカーと最初に話すことになる。

カーのレイダースでのキャリアは2014年にドラフト全体36位で指名されたことから始まった。すぐに先発の座を勝ち取り、9年間のキャリアで欠場した試合はわずか4試合、プロボウル選出は4回(うち2015年から2017年までは3年連続)、9シーズンでレイダースを2回のプレーオフ出場に導いた。

かつてはフランチャイズクオーターバックとして期待されていたカーだが、2022年シーズン後半、ヘッドコーチ(HC)のジョシュ・マクダニエルズがシーズン最後の2試合で控えQBのジャレット・スティッドハムを起用し、カーをベンチに置いたことで、レイダースでの地位は突然不確かなものとなってしまった。カーの控え降格はレイダースとの時間が終わりに近づいていることを示す最後の兆候であり、セインツへのトレードが可能か検討された後、カーはトレードを拒否し、レイダースは彼の放出を決定している。

ジェッツは2021年NFLドラフトにおいてザック・ウィルソンを全体2位指名で獲得したものの、2シーズンを終えたブリガムヤング大学出身の最高傑作はフランチャイズクオーターバックとしての可能性を示すことができず、新生ジェッツは一度大きな期待を寄せたクオーターバックは解決策ではなく、他の選択肢を探す必要性があることを認めざるを得ない。カーは、このオフシーズンにフリーエージェントでジェッツや他のチームの選択肢となるベテランQBの一人であり、ジェッツはまた、アーロン・ロジャースなどのベテランのトレードも検討できるだろう。

ジェッツはカーとの面談からその選択肢を探し始める予定だ。フレズノ州立大学出身のスターとの相性はどうなのか、注目が集まる。

【AK】