ペイトリオッツで16年目のシーズンに挑むマシュー・スレイター
2023年02月18日(土) 11:04マシュー・スレイターはニューイングランドでのキャリアをさらに継続する。
ニューイングランド・ペイトリオッツは現地17日(金)、長年スペシャルチームのエースを務めたスレイターが16回目のNFLシーズンもペイトリオッツで過ごすことになると発表した。
スレイターはチームの発表を通して「16年目のシーズンにペイトリオッツに所属できることは大きな名誉であり、喜びだ。自分のキャリアに神の愛と恵みがあり続けることに感謝するよ。ベリチックヘッドコーチ(HC)の指導のもとでプレーを続けることを楽しみにしている。クラフト一家とペイトリオッツの組織全体に、子どもの頃の夢を追い続けることができることの感謝を伝えたい。秋に会おう。神のご加護を」とコメントしている。
スレイターは2008年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)からペイトリオッツに5巡目指名で入団、NFLでのキャリアを開始し、リターナーやそのカバレッジユニットの一員としてスペシャルチームでの役割を確立してきた。殿堂入りタックルのジャッキー・スレイターの息子であるマシュー・スレイターは父親の足跡をたどり、オールプロに5回、プロボウルに10回選出され、ペイトリオッツの3回のスーパーボウル制覇にも貢献している。
37歳のスレイターは、今日のNFLでは珍しい存在だ。ほとんどのチームのスペシャルチームはロースターの下位3分の1のメンバーで構成されており、しばしば自分たちが泡の上に立つような不安定な存在であると気づきつつも、ゲームの第3局面で成果を出すことで何とか持ちこたえているのである。しかし、スレイターは長い間チームのすべてのユニットで一貫性とリーダーシップを大切にしてきたビル・ベリチックHCにとって貴重なスペシャルチームの選手であることを証明した。
ベリチックHCは「マットの信じられないほどのキャリアは、彼の準備と成功への意志の証だ。われわれは彼が今シーズンをプレーすることに感激している」と話した。
スレイターはキャリアを通じて”ペイトリオット・ウェイ”を体現してきた。NFL界にその名を轟かせることになった活躍を続けるために、彼は少なくともあと1シーズンは引退を先延ばしにすることになる。
【AK】