カーディナルスがイーグルスLBコーチのニック・ラリスをDCとして採用
2023年02月20日(月) 10:20ジョナサン・ギャノンはアリゾナでさっそくスタッフを補充し始め、まずはフィラデルフィア・イーグルスの元アシスタントを雇うことでそのプロセスを開始した。
アリゾナ・カーディナルスはニック・ラリスを守備コーディネーター(DC)として採用すると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地18日(土)に報じている。ラリスはこれまでイーグルスでラインバッカー(LB)コーチとしてギャノンの下で働いていた。
ギャノンがイーグルスのDCを辞めてカーディナルスのヘッドコーチ(HC)に就任してから一週間も経たないうちに、彼は前職のスタッフを呼び寄せたことになる。
ペリセロによると、カーディナルスがオファーを出した後に複数のチームがラリスを誘い出そうとしたが、最終的に彼はカーディナルスのディフェンスと仕事をするために西に向かい、ギャノンの後を追うことにしたという。
ラリスはミネソタ・バイキングスでNFLのコーチングキャリアをスタートさせ、2018年から2020年まででディフェンスのクオリティコントロールコーチ兼アシスタントLBコーチを務めたのち、フィラデルフィアに向かった。そこで2年間過ごしたラリスはリーグに在籍してからわずか5年でDCに就任している。
NFLコーチ層の階段を一気に駆け上がった29歳のラリスは、リーグ最年少のコーディネーターとなった。
カーディナルスの低迷するオフェンスを改善できる攻撃コーディネーター(OC)の採用をはじめ、ギャノンは新しいヘッドコーチとしてまだやるべきことがある。だが、顔なじみを連れてくることで守備側の改革には着手している。
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