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カーディナルスがブラウンズQBコーチのペツィングをOCに

2023年02月20日(月) 11:13


ドリュー・ペツィング【AP Photo】

ヘッドコーチ(HC)探しを2月14日まで引っ張ったアリゾナ・カーディナルスは、迅速に上級職のコーディネーターたちを決める必要がある。

カーディナルスがクリーブランド・ブラウンズのクオーターバック(QB)コーチを務めていたドリュー・ペツィングを新たな攻撃コーディネーター(OC)に起用すると『NFL Network(NFLネットワーク)』が情報筋の話を元に、現地19日(日)の朝に報じた。

35歳のペツィングにはカーディナルスの新HCであるジョナサン・ギャノンと2014年から2017年までミネソタ・バイキングスのコーチングスタッフとして共に働いた経験がある。当時、ギャノンはアシスタントディフェンシブバック(DB)コーチ、ペツィングは攻撃アシスタントを経て2016年にはアシスタントワイドレシーバー(WR)コーチになっていた。

ギャノンが去った後も、ペツィングはさらに2シーズンにわたってミネソタにとどまった。2018年にアシスタントQBコーチを務めた後、2019年にはWRコーチに昇格している。

2020年にタイトエンド(TE)コーチとして移籍したブラウンズは、ペツィングが2013年にフットボール運営のインターンとしてNFLでのキャリアを開始したチームでもあった。

ペツィングが担当したポジショングループは、その指導の元で輝きを見せた。2021年シーズンにタッチダウンキャッチを3回以上記録したブラウンズの選手は4名で、そのうち3名がタイトエンド――デイビッド・ジョク、オースティン・フーパー、ハリス・ブライアント――だ。

この成功によってペツィングは2022年にQBコーチに就任。そして、今回はアリゾナでOC職を得るに至った。

そのペツィングには4勝13敗のシーズンを送り、大きく後退した攻撃陣を修正するというタスクが課される。カーディナルス攻撃陣は得点で21位、獲得ヤードで22位となっており、いずれもQBカイラー・マレーのルーキーイヤー以降で最低の数字だった。

カーディナルスが1年の停滞を経てポストシーズンに戻ってくるとすれば、彼らはそれを刷新されたコーチ陣の下で成し遂げることになる。1月16日にモンティ・オッセンフォートをジェネラルマネジャー(GM)として雇用し、先週火曜日にギャノンをヘッドコーチに据えたカーディナルスは、土曜日にニック・ラリスを守備コーディネーター(DC)に指名している。

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