コルツがジム・ボブ・クーターを新OCとして採用へ
2023年02月21日(火) 12:56インディアナポリス・コルツがシェーン・スタイケンHC(ヘッドコーチ)の下でコーチングスタッフの構築を進めている。
コルツがジム・ボブ・クーターを攻撃コーディネーター(OC)とする契約をまとめようとしていると『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地20日(月)に報じた。
クーターは2009年にコルツの攻撃アシスタントとしてNFLでのコーチングキャリアを開始し、2011年までその仕事に就いていた。つまり、今回の採用によって両者は再会を果たすことになる。当時のクオーターバック(QB)ペイトン・マニングと共に仕事をした後、クーターはカンザスシティ・チーフスとデンバー・ブロンコスにそれぞれ1シーズン在籍し、2014年にデトロイト・ライオンズに移っている。
クーターが初めて攻撃コーディネーターを任されたのはライオンズに在籍していたときだ。2014年シーズンおよび2015年シーズンの前半をライオンズのQBコーチとして過ごしていたクーターは、1勝6敗のスタートを切ったライオンズがシーズン途中にジョー・ロンバルディを解雇したことを受けて暫定OCに昇格を果たした。
当時、ライオンズでプレーしていたQBマシュー・スタッフォードを完ぺきに補完できることを証明したクーターは、暫定OCとしてのシーズン後も3年間、その職にとどまっていた。スタッフォードはクーターの指揮下で過ごした3シーズンで1万2,550ヤード、タッチダウン74回、インターセプト31回、パサーレーティング94.2をマークしている。
ところが、低迷していたライオンズ攻撃陣が2018年シーズンにヤードで24位、得点で25位に沈んだことにより、クーターは解雇された。
ニューヨーク・ジェッツのランニングバック(RB)コーチとして2年、フィラデルフィア・イーグルスのコンサルタントとして1年、そしてジャクソンビル・ジャガーズのパスゲームコーディネーターとして2022年シーズンを過ごしたクーターは今、自分がNFLキャリアをスタートさせた地に戻ろうとしている。
クオーターバックに指示を出す役割に戻ることはクーターのためになるだろう――コルツは来季、6年連続で新たなクオーターバックにシーズン第1週の先発を任せることがほぼ確実となっている。
【RA】