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シンシナティでの仕事を続けたい意向のベンガルズHCテイラー

2023年02月21日(火) 15:05


シンシナティ・ベンガルズのヘッドコーチ(HC)ザック・テイラー【AP Photo/Brynn Anderson】

シンシナティ・ベンガルズのヘッドコーチ(HC)であるザック・テイラーは、このチームで5シーズン目を迎えている。39歳のヘッドコーチが自分の将来を決められるのであれば、テイラーHCはこの仕事を、ずっと続けていく意向だ。

かつてネブラスカ大学でクオーターバック(QB)をプレーしていたテイラーHCは先週、今の調和の取れた環境を離れようと考えたことはないと『HuskerOnline』に語っている。

『Cincinnati Enquirer(シンシナティ・エンクワイアラー)』によれば、テイラーHCは「私がここを出るのは、棺に入れられて運ばれるときだ」と話したという。

「私はそれを気に入っているんだ。具体的に言えば、シンシナティを。私の家族にも私自身にも本当に合っているし、他のコーチたち、オーナー陣、デューク・トビン(ベンガルズ選手人事部門責任者)とも合っている。ここじゃない場所にいる自分を想像できない。私をここから出すには、つまみ出すしかないんだ」

そういったコメントは誇張されたもののように見えるが、テイラーHCが2年連続で5勝に届かなかったシーズンには、さらに奇妙なものとして捉えられていただろう。そこからAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦への複数の出場、スーパーボウル出場1回を記録したテイラーHCは、今後数年に向けて競争力のある状態を作っている。

マーヴィン・ルイス元HCがチームを地区最後方から浮上させるために力を尽くしたものの、ベンガルズはポストシーズン進出を果たせずにいた。その中で、テイラーHCはすでにプレーオフでの成功を見いだしている。ジョー・バロウのようなスタークオーターバック(QB)がいれば、NFLでやっていくのはより容易になるのだ。

フットボールコーチはたいてい、長く続く仕事ではない。燃え尽き、成功の中のちょっとした落ち込みの中で、賞味期限は短くなっている。しかし、テイラーはそういった通例の中の例外になることを目指している。

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