ブラウンズが4シーズンを共にしたスペシャルチームコーディネーターのマイク・プリーファーと離別
2023年02月22日(水) 11:28クリーブランド・ブラウンズが再びコーチングスタッフに変更を加えている。
現地21日(火)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが状況を知る人物の話をもとに、ブラウンズが2019年からスペシャルチームコーディネーターを務めていたマイク・プリーファーと袂を分かつと報じた。その後、チームはプリーファーとの離別を正式に発表している。
ヘッドコーチ(HC)ケビン・ステファンスキーは火曜日に発表した声明で「プリーフ(プリーファー)がこの3シーズン、私のスペシャルチームコーディネーターとしてこのチームのためにしてくれたことすべてに感謝している」と述べ、こう続けた。「しかし、組織の利益のために別の方向へ進むことに決めた」
「勝利をつかんだAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)ワイルドカードで、彼がヘッドコーチ代理として行った仕事や、4シーズンにわたってブラウンズのスペシャルチームのユニットを率いる間に彼が果たしてきた貢献に対して、この町は永遠に感謝し続けると確信している。プリーフの次の機会での活躍を願っている」
ペリセロはブラウンズがインディアナポリス・コルツのスペシャルチームコーディネーターであるババ・ベントローネとの面談を要請していると報道。ベントローネはブラウンズの次期スペシャルチームコーディネーターの最有力候補と見られているという。
2006年から現在に至るまで、プリーファーはカンザスシティ・チーフス(2006年から2008年)、デンバー・ブロンコス(2009年から2010年)、ミネソタ・バイキングス(2011年から2018年)、そしてブラウンズ(2019年から2022年)でスペシャルチームコーディネーターを務めてきた。
ステファンスキーがヘッドコーチに就任した2020年に、クリーブランド出身のプリーファーもチームに残留。この2人はかつてバイキングスで長年にわたって共に仕事をしていた。しかし、ブラウンズのスペシャルチームはプリーファーの下で、2022年にいくつか改善を見せたとしても、平均あるいは平均以下のパフォーマンスしか発揮できていなかった。
ブラウンズに在籍している間にプリーファーの存在が最も印象的だったのは、2020年シーズンにおけるプレーオフでの試合だろう。ステファンスキーHCが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性となったことを受けて暫定ヘッドコーチを務めたプリーファーは、ピッツバーグ・スティーラーズと対戦したワイルドカードラウンドでチームを勝利に導いた。
ステファンスキーHCは今オフシーズン、プリーファーの前にもコーディネーターの変更に踏み切っている。ブラウンズは守備コーディネーター(DC)を務めていたジョー・ウッズを解任し、ベテランコーチであるジム・シュワルツを新守備コーディネーターとして採用した。
【RA】