QBの状況については「すぐに答えを得られるわけではない」とレイダースGMジーグラー
2023年02月23日(木) 16:14クオーターバック(QB)デレック・カーと離別したことで、ラスベガス・レイダースはQBポジションを取り巻く状況を大きく変化させた。そのため、ジェネラルマネジャー(GM)デイブ・ジーグラーは現在、次に進む方向を決めなければならなくなっている。
レイダースは2022年シーズンの2試合で先発を任せたQBジャレット・スティッドハムを再びその座に据え、彼が1シーズンを通して指揮を執る様子を見る可能性がある。あるいは、ドラフトでトレードアップするか全体7位指名権を使用して、次のフランチャイズQBを指名するかもしれない。また、レイダースはニューイングランド・ペイトリオッツ在籍時にレイダースのジョシュ・マクダニエルズHC(ヘッドコーチ)の下でプレーしていたQBジミー・ガロポロのようなフリーエージェント(FA)の選手と契約することもできる。そして、グリーンベイ・パッカーズのQBアーロン・ロジャースのような大物クオーターバックを獲得する可能性も否定することはできない。
ポッドキャスト『Bussin’ With The Boys(バッシン・ウィズ・ザ・ボーイズ)』の最新エピソードに出演したジーグラーGMは、今回のようにフランチャイズの将来を左右するような決断をする立場にあることについて質問されている。
それに対してジーグラーGMは「私たちはチームで最も重要なポジションを埋める役割を担っている。それに伴うプレッシャーはある。しかも、どのように埋めても、今年中にすぐに答えを得られるわけではない。だが、結局のところ、何らかの形で答えを出さなければならないのだ。それにはプレッシャーも伴う。それもまた楽しみのひとつだ」と語っている。
ジーグラーGMが出演したポッドキャストは現地2月21日(火)に配信されたが、収録はレイダースが正式にカーを放出する前の1月20日に行われていた。とはいえ、この時にはすでに関係が終わったことを双方が認識していたようだ。
“今年中にすぐに答えを得られるわけではない”というジーグラーGMの発言は、レイダースが置かれている状況のもろさを強調していると言えよう。ジーグラーGMは魔法のようにフランチャイズQBが転がり込んでこない限り、来年もまた現在と同じ状況に陥る可能性があることを十分に理解している。特に、2023年にフィールドでの成績に変化がなければ、そうなる可能性はあるだろう。
【RA】