ラムズがLBボビー・ワグナーをリリースへ
2023年02月24日(金) 09:491年前、ラインバッカー(LB)ボビー・ワグナーは10年のNFLキャリアで初めて、フリーエージェント(FA)になっていた。今、そのワグナーはここ2回のオフシーズンで2回目のフリーエージェントになろうとしている。
ロサンゼルス・ラムズがチームで1年を過ごしたワグナーをリリースすると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが情報筋の話を元に伝えた。
ワグナーのリリースは現地3月15日(水)に新リーグイヤーが始まってからのことだと、NFLネットワークのマイク・ガラフォロが報じている。32歳のワグナーは早い段階から市場の状況を確認し、実際にフリーエージェント期間が始まればすぐに自分を売り込むことができる。
今回の動きはサラリーカットのためだと見られており、『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によればラムズは現時点でサラリーキャップを1,400万ドル(約18億8,332万円)以上超過しているという。
ラムズは昨年4月にワグナーと5年5,000万ドル(約67億2,710万円)の契約を結んでいた。ワグナーは保証として2,000万ドル(約26億9,070万円)を受け取っており、これには契約時に保証されていた1,000万ドル(約13億5,410万円)が含まれる。また、2022年の基本給と2023年のロースターボーナス(350万ドル/約4億7,075万円)の両方が完全保証されていた。オーバー・ザ・キャップによれば、ラムズには今年、750万ドル(約10億0,938万円)のデッドマネーが発生する一方、500万ドル(約6億7,292万円)のキャップスペースが生じるという。
ワグナーは2022年にラムズで全17試合に先発し、キャリアベストのサック6回をマークしたほか、タックル140回(フォーロス10回)、インターセプト2回、パスディフェンス5回も記録した。
ラムズに加わる前、ワグナーは10シーズンをシアトル・シーホークスで過ごした。シアトルでの151試合(先発150試合)で、ワグナーはタックル1,381回、サック23.5回、インターセプト11回(リターンタッチダウン1回)、ファンブルフォース6回、リカバリー9回、セーフティ1回をマーク。この期間にオールプロのファーストチームに6回選ばれており、2013年シーズンにはシーホークスと共に第48回スーパーボウルで優勝している。
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