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イーグルスがブライアン・ジョンソンをOCに昇格、ショーン・デサイをDCとして採用

2023年03月01日(水) 10:29


フィラデルフィア・イーグルスのロゴ【Ric Tapia via AP】

2023年、クオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツはこれまで自分のポジションコーチだった人物からプレーコールを受けることになる。

現地2月28日(火)、フィラデルフィア・イーグルスがQBコーチのブライアン・ジョンソンを攻撃コーディネーター(OC)に昇格させると発表した。

また、イーグルスはショーン・デサイを守備コーディネーター(DC)として採用したことも発表している。

コーディネーターの採用に加え、イーグルスはインディアナポリス・コルツの元OCマーカス・ブレイディをシニア攻撃アシスタントに、アレックス・タニーをQBコーチに、T.J.パガネッティをランゲームスペシャリスト/アシスタントタイトエンド(TE)コーチに指名した。

2月にシェーン・スタイケンがコルツのヘッドコーチ(HC)職を手に入れたことを受けて、イーグルスの攻撃コーディネーターポジションは空席に。ニック・シリアニが2021年にヘッドコーチに就任してから2シーズンにわたってイーグルスの攻撃コーディネーターを務めていたスタイケンは、主要なプレーコーラーを担当していた。

ジョンソンはシリアニHCがイーグルスの指揮官となったときに初めてNFLのコーチング職を獲得。現在36歳のジョンソンはそれまでの10年間をカレッジのコーチとして過ごしており、フロリダ大学(2020年)やヒューストン大学(2017年)で攻撃コーディネーターおよびQBコーチを務めていた。

かつてユタ大学でクオーターバックとしてプレーしていた経歴があるジョンソンは、ここ2シーズンでハーツの成長に大きく貢献している。

ハーツは2022年に3,701パスヤード、タッチダウンパス22回、パス成功率66.5%をマーク。さらに、760ランヤード、タッチダウンラン13回も追加してMVP候補に浮上していた。ハーツは2022年にキャリア3年目にしてNFLでトップクラスのオフェンスを維持し、先発選手として初めて過ごした2021年に続き、素晴らしい落ち着きと成長を見せた。

ハーツ率いるイーグルス(14勝3敗)はレギュラーシーズンにリーグ最高の戦績を収め、第57回スーパーボウルへの出場を果たしている。結果的にカンザスシティ・チーフスに敗れたものの、ハーツは4回のタッチダウン(ラン3回、パス1回)を決めており、スーパーボウルにおける個人の成績として最高レベルの結果を残した。

ジョンソンは2023年に才能あふれる選手たちのほとんどが戻ってくる見込みのオフェンスのカギを握ることになる。イーグルスの成功を陰で支えたコーチの1人が、今度は表舞台に立とうとしているのだ。

一方のデサイは、イーグルスがスーパーボウルで敗れた後にアリゾナ・カーディナルスのヘッドコーチに就任したジョナサン・ギャノンの後任となる。39歳のデサイは2022年シーズンにシアトル・シーホークスのピート・キャロルHCの下でアソシエイトHCおよび守備アシスタントを務めていた。デサイはNFLキャリアの大半をシカゴ・ベアーズで過ごしている。ベアーズでの9年間では守備クオリティコントロールコーチから守備コーディネーターまで上りつめ、マーク・トレストマン、ジョン・フォックス、マット・ナギーという3人のヘッドコーチの下で働いていた。

今回の採用サイクルでDC候補として人気を集めていたデサイは、クリーブランド・ブラウンズやデンバー・ブロンコス、マイアミ・ドルフィンズ、ミネソタ・バイキングスと面談しており、最終的にイーグルスから抜擢されている。

イーグルス守備陣は第57回スーパーボウルに到達した2022年シーズンに被ヤードで2位、被得点で8位につけ、70回のサックを記録した。デサイは新DCとして、こうした優秀なディフェンスのプレーレベルを維持することを任される。

【RA】