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自分と向き合う時間を経て、将来に関する決断をすぐに下す意向のパッカーズQBロジャース

2023年03月02日(木) 10:11


グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Morry Gash】

グリーンベイ・パッカーズのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースが自身のフットボールキャリアの行き先を周囲に知らせる時が近づいている。

ロジャースが“暗がりでの瞑想”を終えてから初めて公の場で発言をした。パッカーズのジェネラルマネジャー(GM)ブライアン・グーテクンストは現地2月28日(火)にNFLスカウティングコンバインの場で、ロジャースの2023年における計画はまだ分からないと述べていたが、MVPを4度受賞したことのあるロジャースはできるだけ早く決断を下した方がいいと実感しているようだ。

『Aubrey Marcus Podcast(オーブリー・マーカス・ポッドキャスト)』に出演した際に「直接的、間接的に関わるすべての人のために、早く決断するのがベストだ」と語ったロジャースはこう続けている。「俺の人生を方向づけてくれる大切な人たちとこれから交わされる、あるいはこれまでに交わされた会話は、とても良いものだと感じている。でも、誰かに答えを教えてもらおうとは思っていない。すべての答えは自分の中にあって、暗闇の中ではその多くに――そして間違いなく感情にも――触れた。あの時間に感謝している」

「決断には最終的な状態がある。軽々しくは決めない。誰のことも長く待たせたくはない。今は質問されたから答えている。自分にとって重要なことだから話している。もし、それが嫌で、ドラマみたいだと思ったり、俺が高慢だとかそういうふうに思ったりしたら、聞き流してくれればいい。それは問題ない。でも、これは俺の人生だ。俺にとって重要なことだし、もうすぐ決断を下して、その道を歩んでいく。それを本当に楽しみにしている」

2022年シーズン、ロジャースはフルシーズンにおけるキャリア史上最低のパスヤード(3,695ヤード)を記録し、2番目に多いインターセプト(12回)を喫した。2018年シーズン以来、初めてプレーオフ進出を逃したシーズンを終えて、ロジャースは必要な時間をかけて今後の自分のあり方を考えているところだ。

それがグリーンベイに戻ることだった場合、ロジャースの周りのスキルプレーヤーたちが成長を続ける中、復調を目指しているパッカーズは、16年連続でロジャースをシーズン第1週の先発選手として体制を整えるだろう。

ロジャースが他の有力チームへのトレードあるいはフットボールから離れることを望んだ場合、パッカーズはQBジョーダン・ラブと歩んでいくことになる。ラブの5年目オプションは5月1日(月)までに行使する必要があるため、パッカーズはこの期限にも直面しているところだ。

すべての選択肢が検討されている中、暗闇の中で瞑想を行ったことでロジャースの周りにはさまざまなうわさが飛び交っている。

ロジャースは「俺はただリセットする機会が欲しかったんだ」と話しており、次のように続けた。「だんだん近づいてくると、自分の将来について他の疑問がたくさん出てきて、それが頭に残っていてずっと考えていた。そういうことを考えながらじっとする機会はきっといいものになるだろうと思っていた。でも、それが主な理由じゃない。どれくらいの頻度で電気機器から離れているんだろうと思ったことが主な理由。ちょっとだけ携帯電話を置いておいたり、テレビを見ずに本を読んだりする時間がどれだけあるのだろうと思ってね。音楽を聴く代わりに瞑想する。どんな形であれ、それはテクノロジーや世界を遮断して自分自身に休息という贈り物をすることができるんだ」

「数日間の中で、引退した場合にどうなるかを想像した後、プレーを続ける場合のことも想像していた」

多くのリーグ関係者もこの数週間でキャリアのたそがれ時にあるクオーターバックを自分のチームに加えるとどうなるかを想像していたはずだ。そして、それらの答えは近いうちに出るだろう。

【RA】