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暴行罪に問われているセインツRBカマーラが無罪を主張、裁判は現地7月31日に決定

2023年03月03日(金) 08:47


ニューオーリンズ・セインツのアルビン・カマーラ【AP Photo/Gerald Herbert】

現地2日(木)、ニューオーリンズ・セインツのランニングバック(RB)アルビン・カマーラはネバダ州クラーク郡裁判所にて、暴行を共謀した罪および深刻な身体的危害をもたらす暴行に及んだ罪について無罪を主張した。

2022年2月に起きたインシデントにより容疑をかけられているカマーラは、7月31日(月)に裁判に臨む予定だ。暴行を共謀した罪は軽罪にあたる一方で、深刻な身体的危害をもたらす暴行に及んだ罪は重罪に分類される。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによると、カマーラが有罪になった場合、NFLからの処分は2023年中に下される可能性が高いとのこと。

カマーラは2022年2月5日にラスベガスにて暴行を加えた容疑でシンシナティ・ベンガルズのコーナーバック(CB)クリス・ラモンズおよび他の2名とともに2月16日に起訴された。

疑惑の事件は2022年のプロボウルウイークエンド中に発生しており、27歳のカマーラを含む被告人たちは2022年2月6日に逮捕されている。

警察による最初の報告書によれば、被害者とされるダレル・グリーンさんは2022年2月5日朝に“ザ・クロムウェル・ラスベガス・ホテル&カジノ”で加害者らを含む人々とともにエレベーターを待っていたと、ラスベガスメトロ警察に語ったという。エレベーターのドアが開いた後、カマーラはグリーンさんの胸に手を当て、エレベーターに入るのを止めたとされている。

グリーンさんはカマーラを押しのけた後に自分も強く突き飛ばされたと明かした。さらに、ラモンズに殴られ、複数人に蹴られ、最後に意識を失ったという。グリーンさんはカマーラが自分を殴ったメンバーの1人であることを確認している。

警察の報告書によると、監視カメラの映像がグリーンさんの証言を裏付けているという。映像にはグリーンさんがカマーラを含む4人の容疑者に襲われている様子が映っているとのこと。

また、右目の眼窩(がんか)を骨折したグリーンさんはルイジアナ州で1,000万ドル(約13億6,695万円)の損害賠償と陪審裁判を求める民事訴訟も起こしているという。

カマーラは2017年NFLドラフト3巡目指名を受けて加入したセインツで6シーズン目を終えたばかりだ。カマーラはキャリア通算で8,888スクリメージヤード、トータルタッチダウン71回を記録し、プロボウルに5回選出されている。

【RA】