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死亡事故に関連した無謀運転とレース行為で逮捕されたDTカーターがスカウティングコンバインに復帰

2023年03月03日(金) 10:30


ジェイレン・カーター【NFL】

現地1日(水)の夜に無謀運転およびレース行為をしたとして逮捕されたのちに釈放されたジョージア大学のディフェンシブタックル(DT)のジェイレン・カーターが、木曜日に2023年NFLスカウティングコンバインでの面談や測定、その他の活動を終わらせるためにインディアナポリスに戻ったと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に報じた。

木曜日にカーターはフィールドでのワークアウトは行わなかったものの、ルーカス・オイル・スタジアムのサイドラインで他のディフェンシブラインマンたちがアピールするのを手伝っている姿が目撃されている。

2023年NFLドラフトの上位候補と目されていたカーターは、1月15日(日)に起きた死亡事故に対する現在進行中の捜査の結果、ジョージア州アセンズで逮捕状が出されたとアセンズ・クラーク郡警察が2日に発表した。

21歳のカーターは水曜日の東部時間23時33分に警察署に出頭し、2つの軽犯罪の罪に対して4,000ドル(約55万円)の保釈金を支払った後、同日23時49分に釈放されている。

カーターは水曜日に警察署に向かう前に出した声明の中で、「自分に対する軽罪での起訴に応じ、完全で正確な真実が提示されるように」アセンズに戻る意向を示し、次のように述べている。

「今朝、ジョージアのアセンズ警察からかかってきた電話で、無謀な運転とレース行為の2つの軽罪で令状が出されたことを知った。今日は朝から2023年1月15日に起きた悲劇的出来事について、多数の報道が出回っている」

逮捕状発行のニュースが流れたのは、『Atlanta Journal-Constitution(アトランタ・ジャーナル・コンスティテューション)』が水曜日に、事故の現場にいたカーターが警官の到着前に現場を立ち去っており、「警官からクラッシュした車とレースをしていたのかと質問された際に事故についての証言を二転三転させた」と報じた数時間後のことだった。

1月10日(火)にNFLドラフトへの参加を表明したカーターは、水曜日の朝にインディアナポリスで予定されていた2023年NFLスカウティングコンバインの記者会見に現れなかった。NFLのフットボール部門副社長のマイケル・シグノラはカーター用の会見場に集まった記者団に対し、彼が水曜日の取材に応じることはないと語っている。

オールアメリカンのファーストチームに選ばれ、2022年にジョージア・ブルドッグスでオール・サウスイースタン・カンファレンスのメンバーに選ばれたカーターは、この年の全国王者となったチームで3年時に9試合で先発し、13試合に出場した。『NFL Network(NFLネットワーク)』のドラフトアナリスト、ダニエル・ジェレマイアは今年の有力候補50名のリストで彼をナンバー1選手に選んでいる。

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