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NFLのギャンブルポリシー違反で出場停止処分を受けていたジャガーズWRリドリーが復帰

2023年03月07日(火) 13:35


アトランタ・ファルコンズのカルビン・リドリー【Logan Bowles via AP】

ワイドレシーバー(WR)カルビン・リドリーが正式に戻ってくる。

NFLが現地6日(月)、リーグのギャンブルポリシーに違反したために2022年3月から無期限の出場停止処分を科していたリドリーを完全に復帰させたと発表した。

リドリーは即時、すべてのチーム活動に参加することができる。ジャクソンビル・ジャガーズは4月17日(月)からオフシーズンワークアウトを開始する予定だ。

ジャガーズは月曜日に声明で次のように述べている。「ジャガーズの組織はNFLがカルビン・リドリーの復帰を決定したことを承知している。個人としても、プレーヤーとしても、カルビンと関係を築いていくことを楽しみにしている。カルビンは実績のあるプレーメーカーであり、ジャクソンビルのためにわれわれが一丸となってチャンピオンシップを目指していく中で、4月のオフシーズンプログラムから始まり、2023年シーズンに至るまで、彼が新しいチームメイトと共に戦う姿を見るのを心待ちにしている」

昨年11月、ジャガーズは期限当日にアトランタ・ファルコンズとのトレードでリドリーを獲得した。この取引には2023年ドラフト5巡目指名権(リドリーの復帰が条件)が含まれている。2024年ドラフトの指名権は、リドリーがロースターに登録されていれば最低でも4巡目となる予定だ。これは、リドリーが一定数のスナップに参加すれば3巡目となり、ジャガーズがリドリーと新契約を結べば2巡目になる可能性もある。

リドリーの復帰はクオーターバック(QB)トレバー・ローレンスやジャガーズ攻撃陣にとって大きな恩恵となるだろう。28歳のリドリーはフィールドを広げる能力とキレのあるルートランニング能力を兼ね備えている。かつてドラフト1巡目指名を受けたリドリーはアトランタで過ごした最初の3シーズンで、キャッチ217回で3,061ヤード、タッチダウン26回をマークした。

2021年10月、リドリーはメンタルヘルスに集中するためにクラブから離れることを発表。その後、1年間にわたる出場停止処分が下されることになった。

リドリーは月曜日に出した声明で「今日、NFLから復帰が認められたことで、自分のプロフェッショナルキャリアにおける難局に終止符が打たれた。それはひとつの判断ミスから始まった、自業自得なものだった」と述べている。

「常に自分の過ちを認めていて、今回も例外ではない。ゲームに大きな敬意を抱いているし、ジャクソンビルで自分のキャリアを再開する機会にエキサイトしている。新しいコーチ、チームメイト、そしてジャガーズの組織全体に、自分が何者であるか、そして選手として、人間として、何を象徴しているかを示すのを楽しみにしている」

ジャクソンビルにおいて、リドリーはクリスチャン・カークやゼイ・ジョーンズといったジャガーズWR陣とうまく連携するはずだ。リドリーのスクリメージラインから抜け出す能力により、ローレンスは容易にパスを通せるようになるだろう。また、リドリーは昨シーズンのジャガーズに欠けていた正真正銘の主力ターゲットとなるはずだ。ジャガーズはタイトエンド(TE)エバン・エングラムにもフランチャイズタグを指定したため、デュバルのオフェンスは2023年に恐ろしいほど楽しいものになるかもしれない。

【RA】